ベルギーで10月16日から17日にかけて開かれる国際ヘンプ建築協会(IHBA)の第8回シンポジウムで、カナダ・オンタリオ州にあるカールトン大学のヘンプ研究者でありイノベーターであるCarl Martel氏が、いかにして炭化ヘンプがエネルギーを蓄積するヘンプクリート製作に用いられるかを説明します。
産業用ヘンプについて2010年から研究しているMartel氏は、画期的な建築プロジェクトや人道的イニシアティブ、そしてヘンプ建築に関する最新の動向について、ブリュッセル近郊のKampenhoutのCastle Hof Ter Loonstで開かれるイベントにおいて、世界をリードするヘンプ専門家の1人として、最新情報を発表する予定です。
地質考古学者として教育を受けたMartel氏は、カナダやオーストラリアの数々のヘンプ企業と共に仕事をしてきました。収穫後の穀物の品質管理システムの専門家であり、これらの国で稼働している穀物消毒システムの共同発明者でもあります。
Martel氏が最近力を入れているのは、断熱材、水の濾過、脱塩およびエネルギー蓄積などに使用できる炭素フォームなど、農業廃棄物から得られる付加価値製品です。
豪華な登壇者のラインナップ
毎年世界各地で開かれるIHBAシンポジウムは、会長であるベテランヘンプ建築家のSteve Allin氏により主導されています。今年のホストであり共催者はベルギーのブリュッセルとKalmthout に拠点を置くWolf Jordan社です。
今年度のシンポジウムの、その他の登壇者は以下の通りです。:スペインCannabric社 のMonika Brümmer氏 ; ダブリン工科大学のLiam Donohoe氏 ; アメリカ合衆国ワシントン州のHighland Hemp House社のPamela Bosch氏; セルビア人のヘンプ剥皮機開発者のIgor Bogdonavic氏; アメリカ合衆国テキサス州オースティンのCommunity First Villageで初のヘンプ建築に携わったHenry Valles氏, ; そしてアメリカ合衆国ワシントン州のヘンプ建築家Matthew Mead氏です(HEMPTODAY 2018年8月15日)