100人以上の関係者が先月のCDCSAの会議に出席した。
南アフリカ共和国大麻開発協議会、(CDCSA)は、同国のヘンプ、マリファナを推進するために組織されつつあります。組織者側によれば、南アフリカの各地方がそれぞれ協会を作り、同じ目標を持つ国の協議会の形成に貢献する予定だという事です。
CDCSAの声明書によると、その活動の目的は、「大麻の天然の再生可能な資源としての可能性を最大限に探究し利用することにより、南アフリカ共和国を世界レベルの経済国にすることである」としています。この組織は、産業用大麻やマリファナを基本に、大麻の利用によって19の産業が発展の対象になると認識し、それにより南アフリカの最も貧窮する地方の地域社会に仕事や経済発展をもたらすことができると言います。
多様な関係者
創設に関する会議が、ほとんどの地方で開かれ、西ケープから100人以上が9月下旬の説明会に出席しました。在来の指導者や、伝統的な治療者、ラスタファリアン(宗教的思想運動の実践者)、医師、獣医、自家栽培をする人など、南アフリカに住む多様な集団に属する関係者や起業の可能性のある人々が集まりました。
「私たちは、これまでにはない立場に立っています。それは、私たちの声が人々に届いているということです」と、最近開かれた会議の先導役を務めた、長年の活動家で企業家のトニー・バドゥン氏は述べました。「私たちの声に、ついに誰かが耳を傾けるようになったのです。彼らは、この植物そのものの恩恵を私たちが提供しなければならないと気づいたのです」政府の各省や部局は、大麻の可能性を理解しているとバドゥン氏は言い、一つの産業体制の枠組みを作るために「公的機関と連結できる協会を創るよう彼らは皆、私たちに言ったのです」と付け加えました。
この組織の活動の一部は、許可や認可の手続きに於いての公平な条件を保証する、南アフリカ大麻規制当局のようなものの編成に向かう予定です。CDCSAは、栽培者や加工業者、生産者、卸売りや消費者市場を包含する認可体制を提案しています。
MMJ、ヘンプ市場のはじまり
CDCSAによれば、同組織は、大麻産業に関する立法上や規制についての体制を確立する過程において、その指導をするとともに、急成長が見込めるとみなされている産業が持つ幅広い問題にも対処する予定です。
バドゥン氏は何か不明確なものがあるとしていますが、連邦政府が管理する大麻プログラムの下で、来月中に最初の認可書が農場主、地方役人、スタートアップ企業、投資家、その他の関係者に配布される見込みです。一方、南アフリカの大麻推進者は、医療用大麻の産業も直すぐに合法化されると見ており、同国の経済に恩恵をもたらす可能性があると考えています。
「レソトやマラウィ、コンゴ民主共和国でこの産業が始まったのを見て、官僚式の煩雑な手続きがもっと遅れ続けても、隣国に遅れをとるまいと、我が国は躍起になっているのかもしれない」と、バドゥン氏は語りました。
(HEMPTODAY 2017年10月4日)
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