女優のジェシカ・アルバさんが所有しており、困難な状態にあったザ・オネスト・カンパニー社(THC)が提訴した商標権侵害訴訟において、コロラド州のCBD商品の生産者が、自社の権利を擁護する活動を支えるため、クラウド・ファンディングのキャンペーンを開始しました。
コロラド州ルビエールのレドモン社は、同社が生産するCBD商品のローション、クリーム、抽出物、カプセル等に使用されている商標登録済みの「オネスト・ハーバル」というブランドを引き続き使用する自社の権利を守ると述べています。
薬剤師であるとともにオネスト・ハーバル社の創業者かつ会長のクリスティ・レドモン氏は、ヘンプトゥデイに対して、「自社のブランドや商品を形容するのに『オーネスト(正直な)』の語を使用する企業は文字通り何千社もある中で、弊社が選び出されたことに非常に驚きました」と述べました。同社は家族経営の産業用大麻農場を運営しています。
オネスト・ハーバル社のプレスリリースは「市場も製品も全く重複していないことから、ザ・オネスト・カンパニー社による提訴は驚きでした。」とコメントし、「THC社は、同社の無関連の製品のブランドに「オネスト」の語を使用してきましたが、米国の何千社もの企業が「オネスト」の語を自社の製品やブランドを適切に描写するために使用しています。オネスト・ハーバル社は、THC社が自社が排他的にそれを使用するために「オネスト」の語を英語から抜き取ることが可能であるとの考えを打ち負かそうと考えています。」と記しています。
その一方で女優のジェシカ・アルバさんの会社自体も、主としてラベルに「オーガニック」の語を使用することに対する苦情に起因する、広範な訴訟に直面しています。そうした訴訟は、洗剤、サンスクリーン、シャンプー、ボディソープ等の商品に関するものです。2016年春に、カリフォルニアで起こされた訴訟は、オーガニック消費者協会によって提訴されました。同協会は、オネスト・ベビーフードは、「オーガニック」のラベルが付いているものの、原料の一部に合成物質が使用されていると主張しています。
レドモン社はザ・オネスト・カンパニー社が提起した訴訟に対応するため、デンバーに本部のある法律事務所ブラッドフォードと契約しました。(HEMPTODAY 2017年10月7日)