先月、ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は、CBDを食品として販売する事はできないと声明を発表しました。これを受けてヨーロッパのヘンプ食品関係者は、ドイツ市場での大麻抽出物販売に賛成の立場を表明しました。
3月20日にBVLのウェブサイトで発表された「奇妙で難解な」声明に対し、欧州産業用大麻協会(EIHA)は、4月11日に、鋭く詳細な10ページの書簡で規制に反論しました。
この書簡では、「消費者も、EIHAメンバーの従業員たちも混乱しています。 CBDを含む大麻製品を消費のために合法的に製造および/または販売する一部の(EIHA)メンバーは、一種の「違法業界」に半ば公に分類され差別されているのです」と、書かれています。
EIHAはBVLに対し、「ターゲットとしている市場グループでの回避可能な混乱を防ぐために、遅滞なく声明を変更または補足する」よう求めました。
BVLの声明とは
声明の中で、消費者保護機関は、「カンナビジオール(CBD)が食品またはサプリメントとして販売可能だという事実は認知していない。BVLは、CBD含有製品には、医薬品の許可申請または市販前の新規食品の許可申請が必要であると確信している」と述べました。
EIHAはEU全域のヘンプ由来の完全に合法的な食品を明確にし、製造するために戦っているため、今回のドイツでの一件は、その多くの小競り合いの一つにすぎません。 EUによる、『1997年以前に加盟国では一般的に食べられていなかった食品のリスト』である新規食品カタログの更新を受けて、EIHAはヘンプ抽出物、特にCBDに影響を与えるであろうEUの決定に対し、反対を余儀なくされました。
このカタログは本来は食品の安全性を担保するための機構であり、遺伝子組換え若しくは合成設計された新しい食品が市場に参入する前に、これらを管理することを目的としています。
潜在的な市場の混乱
ヘンプ由来の食物や食材はヨーロッパで長年食べられてきた事実を証明することによって、莫大な費用と労力のかかる新規食品登録を避ける為に、EIHAはその研究に多大な努力を払ってきました。
大麻抽出物の定義に関する状況は、EU加盟国の市場全体で急成長中のヘンプ食品事業全体を混乱させる恐れがあると、EIHAは警告しています。
「新規食品カタログは、遺伝子組換えまたは合成設計された新しい食品を、市場に参入する前に管理するためのものであり、長年消費されてきた製品を妨害するためのものではありません」とEIHAは述べています。
引用元:https://hemptoday.net/chinese-stocks-rise/
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