Nivedita Bansal Shah氏は、Shah Hemp Inno-Ventures(SHIV)の共同創設者で、同社の運営と人事を管理し、会社のあらゆる側面に社会的意識を浸透させています。彼女は心理学者としての訓練を受け、組織開発の専門職としてのキャリアをスタートさせ、恵まれない学生のための教育の質の向上に向けて取り組んでいました。 Niveditaは、デリー大学で心理学の修士号を取得しており、訓練を受けたポジティブ心理学コーチとしての認定を受けています。彼女はまた、来年2月に開催されるアジアヘンプサミットでの、HempTodayとのパートナーシップにおける、SHIVのコーディネーターでもあります。
HempToday(以下HT):インドのヘンプ(産業用大麻)業界の最大の潜在的な強みは何だと思いますか?
Nivedita Bansal Shah(以下NBS):一般的にヘンプと大麻は、インドや周辺地域にとって新しいものではありません。そのため、この植物とその由来製品は社会に受け入れられており、そして受け継がれています。大麻の薬効はアーユルヴェーダ(ヴェーダ科学)で強調されているので、人間の健康のためにその可能性を証明することは、問題ではありません。特に布地製造に適用されているように、我々は歴史を通して麻繊維についても取り組んできました。また、国内で強力な起業家クラスが成長しているのを目にします。
HT:インドの起業家・スタートアップのレベルでは、どのような状況でしょうか?
NBS:起業家たちの間には、ヘンプに関して大きな関心があり、これらの新興企業の間では、人々を助う為に、より幅広いイニシアチブとしてヘンプを取り入れていこうという希望は、かなり強いです。北部のウッタラーカンド州が開発の初期段階として最も進んでいますが、我々は全国から問い合わせを受けています。
HT:投資家は、なぜインドのヘンプ産業への投資に興味を持つべきなのでしょうか?
NBS:インドは、主にその市場と人口の大きさから、投資家や起業家にとって常に関心のある分野です。投資家は、最初は栽培、研究、その他の基本的な分野への投資からの収益を期待できます。健康やCBDなどの医療製品を含む、産業用大麻のあらゆる用途を検討しているインドの団体もあります。そしてもちろん、投資家にとっては、あらゆる経済的な動きがあれば、誰よりも早く参入することが常に有利なのです。
HT:インドにおける、ヘンプ産業に残された主な課題は何ですか?
NBS:合法化の過程で、インドは現在、米国とヨーロッパが数年前に通った場所に居ます。我々は、彼らの経験から業界の枠組み作りについて学ぶチャンスがあります。まだ多くの未解決な問題があり、業界を支えるエコシステムは、未だ非常に小さいのが現状です。製品の市場投入に関わるプロセスについての、知識と理解にも大きなギャップがあります。
HT:麻の輸出市場におけるインドの最大のチャンスは何ですか?
NBS:インドとインド亜大陸には多くの野生種の大麻があります。そのため、市場が解放されれば、これらの固有種に対する大きな需要があります。第二にインドは、特定の最終製品において、その加工に関しては機械化と手作業の非常に興味深いブレンドを提供しているので、インド市場が生み出すことができる製品は非常に面白いものになるでしょう。
*カトマンズで2019年2月1日〜2日に開催される、アジアヘンプサミットでNivedita Bansal Shah氏に会いましょう!(HEMPTODAY 2018年12月24日)