ウィーンで5月に予定されていたカンナビス会議がキャンセルされ、払い戻し待ちの人が残されています。
ウィーンに本拠を置くICACO (国際大麻会議)の委員長、デービッド・ロッセ氏が会議のWEBサイトに投稿日不詳で記載しているものによると、昨年末にイベントの主要なスポンサーを失ったことが「予期せぬ技術的および財政的な状況」の1つであり、2018年5月に予定されていたイベントのキャンセルにつながったということです。昨年11月に配布されたプロモーション資料では、主なスポンサーとしてLeafly(カンナビスを専門に扱うオンラインジャーナル)が挙げられていました。
延期、その後キャンセルへ
この会議は、もともと2017年9月に予定されていましたが、5月に予定変更され、この度、完全にキャンセルされました。
ICACOでは70名の講演者を揃えており、その中には著名なラファエル・メクラーム教授(イスラエル)、伝説の米国大麻運動家であり起業家であるスティーブ・ディアンジェロ氏、MJビズ・ディリー誌(米国)のクリス・ウォルシュ氏、そしてティルレイ社(カナダ)のキャサリン・ヤコブソン氏が名を連ねていました。
「ヨーロッパ最大のB2Bカンナビス博覧会」と名付けられたこの会議の出席者は1,500人にのぼる見込みでした。オーストリア・センター・ウィーンで開催される予定で、ICACO通信ではスポンサーとして主要なヨーロッパ企業が挙げられていました。
払い戻し待ち
ロッセ氏の声明によると、おそらく1月上旬から数日で払い戻しが行われるとのことで、彼の電子メールアドレス(d.rosse@cannabis-conference.com)が記載されていました。しかし、ある登録者は事務局へ連絡したが何も進展がないと失望しています。その登録者は「参加費だけではなく、航空券やホテルにもお金がかかっていますが、全て無駄になりました」と、ヘンプトゥディに語ってくれました。「一連の対応は、とてもプロフェッショナルだとは思えません。大麻業界に対しても悪影響を及ぼすでしょう」
ヘンプトゥディは、メールと電話でロッセ氏に連絡を試みましたが、いまだ反応はありません。(HEMPTODAY 2018年2月15日)