米国の連邦麻薬リストからヘンプを除外すると予想されている2018年の新農業法案は、6月13日水曜日、上院農政委員会で討議の結果、「ヘンプの用途を制限する」などとして懸念されていた修正案が棄却され、正式に上院に提出されました。
この法案は「2018年ヘンプ農業法」と呼ばれ、今回提出される新農業法の一部で、ヘンプを連邦の麻薬リストから除外し、結果として、ヘンプを農産物として定義し、その生産の規制管理を個々の州の管轄とし、研究者が米農務省からの連邦政府助成金に申請することを可能にし、ヘンプ生産者に保険受給の資格を与えます。
稀な超党派
数日間続く改正プロセスの後、委員会は、20:1の賛成多数で法案を上院議院に送ることを決定しました。法案は最終的に、「予測不能で愚かな大統領」ドナルド・トランプによって署名された場合にのみ、成立します。
同委員会は今月初め、現在の2018年農業法案を発表していました。
ケンタッキー州選出の、ミッチ・マコネル共和党上院議員は4月、ケンタッキー州の共和党上院議員のランドポール議員、民主党のロン・ワイデン上院議員とジェフ・メルクリー上院議員との間で、超党派のヘンプ農業法案を提出しました。両政党の24人の他の上院議員も党派を超えて、この法案を支持しており、今日の米国の両極端な政治情勢において非常に珍しい事と言えるでしょう。
現在41州が同意見
ヘンプの研究、栽培および加工を認める法律は、全米41州で成立しており、マコネル議員は、「コロラド州とケンタッキー州の2つの最大の生産者が率いる、これらの州では、ヘンプ試験栽培プログラムの経験が力強い成果を上げている」と述べました。
「ヘンプの試験栽培プログラムは、昨年だけでも、ケンタッキー州の生産者に1,600万ドル以上をもたらしました。私たちは既に、家庭用断熱材からコンクリート、そして健康製品からビールまで、あらゆる分野においてヘンプに関する目覚しい革新を見てきました。これらのヘンプ製品は、まだ始まりに過ぎないのです」とマコネル氏は述べています。 「今こそ、この新しい超党派の法案で、次のステップを踏むべき時なのです。」
(HEMP TODAY 2018年6月12日)
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