2018年5月11日(金)-13日(日)にセビリアで開催され、今回で4回目となるExpocáñamoで予定されている幅広いヘンプ関連トピックには、ヘンプの栄養とCBDの効用が含まれています。今年度は、日曜日に予定されている「インダストリアルヘンプ特別フォーラム」が、拡大されました。
開幕日には、スペインの関係者たちは大麻産業における女性の役割にフォーカスします。そして金曜日のセッションでは、弁護士であり大麻産業コンサルタントでもあるRaquel Galiano氏が、そのトピックについて語ります。
また同じ金曜日に、主要カナビス活動家のFernanda de la Figuera氏、Comisión de Estudio para la Regulación del Cannabis en Andalucía (CERCA) (アンダルシアカナビス規制研究会)のLibertad Peñalosa氏、セビリアのMariadelajuana社のElisabeth Céspedes氏らを招き、Red Estatal de Mujeres Antiprohibicionistas (REMA) (規制反対派女性の国家ネットワーク)のPatricia Amiguet氏が、パネルディスカッションを司会進行します。こちらでの議論は、産業における女性の経験、および差別廃止・平等の面においてセクターが遂げてきた進歩の道のりを辿ります。
公正な規制を求めて
土曜日のプログラムのトップバッターとして、Responsible Regulation プラットフォームのBernardo Soriano氏が、スペインのいくつかの政党から関係者を招き、大麻規制にまつわるコスト、および消費者と社会全体の両方にとって公正な規制をつくるために市民社会がとっている戦略などについて模索します。
5月12日(土)の他の登壇者:
- Dr. Luis Miguel Torres氏が、急性および慢性疼痛治療に対するCBD使用とオピエート使用の比較に関する研究について発表します。
- セラピストのAntonio Cabello氏 と Rafael Alsinag氏が、ヘンプの栄養学的重要性およびヘンプ化合物のアンチエイジング特性について語ります。
- Estefanía Almenar氏とReakiro Iberica氏が、CBDの健康上の利点について語ります。
ウルグアイの概要
Infocannabis社のCEO Paco Mascaraque氏は、5月13日(日)にインダストリアルヘンプ特別フォーラムを開き、ウルグアイのカナビス・ヘンプセクターの概要説明において、同セクターへの投資機会について議論します。
その他ヘンプフォーラム登壇者:
- イタリアHesalis社のEmilio Petrucci氏が、”’カナビスライト’とアイデンティティーの喪失“と題したプレゼンテーションで、産業の社会経済学的分析を行います。
- 建築家Miguel Martinez de Morentin氏が、Canapalea建設プロジェクトについてプレゼンし、ヘンプ建設産業およびヘンプ製建設製品の概要について語ります。
- スペインDana Agronomics のXaquín Acosta氏が、スペインにおけるヘンプ栽培について語ります。
- Gea BiopharmaのJuan Peralta氏が、ヘンプとカナビスをベースとしたフュージョン料理を紹介します。
- Clinic Nutritionの栄養士José Troca氏が、ヘンプの栄養特性および毎日の食事にヘンプを加えることによるメリットについて語ります。
イノベーション賞ファイナリスト決定
今年のExpocanamoのイノベーションコンテストでは2人のファイナリストが選出されました。ファイナリスト達は、エクスポの最終日である5月13日(日)に作品を発表します。
ドイツ・H8 Automation社のHenry Wieker氏は、ヘンプの蕾を摘み取るテクノロジーを発表し、2人目のファイナリストであるスペインのJosé Carlos Losada氏は、グラナダのCannabric社製の既製品のヘンプクリートブロックから作られた家、“Casa Adama プロジェクト”を発表します。
セビリアおよびアンダルシアのヘンプ専門家、プロフェッショナル、その他関係者からなる審査員が、1,000ユーロの賞金を獲得する優勝者を決定します。
エキスポのフロアで特別なヘンプセクションを占有する出展者が、食品、美容健康、織物、建設材料などの製品およびヘンプ収穫・加工用機械を展示します。
(HEMP TODAY 2018年4月18日)
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