バンクーバーを拠点とするAurora Cannabis Inc.が競合企業であるサスカトゥーンに所在するCanniMed Therapeutics Inc.,を約11億ドルで買収し、敵対的買収であったものが、両者の間で「友好的な」取引として決着しました。
専門家らによれば、この買収はMMJ(医療大麻)関連業界で過去最大規模の取引であり、オーガニック関連の有望企業の買収またはその推進を目指す他業種の企業にもプレッシャーを与える可能性があるとの事です。
両社は主に医療大麻を取り扱っていますが、Auroraは低THC(テトラヒドロカンナビノール)カンナビジオール (CBD) の製造もおこなっています。これまでのMMJ部門における最大の取引は2016年にCanopy GrowthがMettrum Health Corp.を4億3000万ドルで買収した件でした。
「今回の買収で、この業界内での合併がさらに加速するとの見方が生まれるでしょう」とAuroraの最高執行責任者であるCam Battleyは話しています。
この合併により、両者の合計従業員数は約650人となるが、Auroraによれば、さらに従業員の雇用を増やす予定です。移行期間中は、CanniMedの最高経営責任者のBrent Zettlが理事会に参加するものとみられます。
(HEMPTODAY 2018年1月25日)