本日、医療用大麻輸出の可能性が国内法により広がった、このタイミングで、エリクシノール・グローバル社はオーストラリア証券取引所(ASX)に上場します。
エリクシノール社は米国コロラド州デンバーですでに操業しており、そこではヘンプ由来のCBD・栄養補助食品・サプリメント・スキンケア製品を製造・販売しています。同社は1株1.00オーストラリアドル(0.79アメリカドル)の新規株式公開により、2,000万ドルを調達しました。
ベンハイム氏、「明るい未来」について語る
エリクシノール社のポール・ベンハイムCEOは先週、オーストラリアABCテレビの取材に対して「医療大麻の未来は今まで以上に明るい」と答えました。「輸出が認可されれば、間も無く400憶オーストラリアドル(300憶アメリカドル)の規模になるとされる成長市場に参入できます」と彼は付け加え、政府の輸出緩和によってオーストラリアの医療大麻業界が世界市場に「追いつく機会」を与えてくれることを指摘しました。
オーストラリア政府は先週、医療用大麻の輸出政策制定計画を発表しました。つまり、政府も国内で高まる要望に気付いていたのです。オーストラリアは2016年、国内で生産・加工された医療用大麻の利用を合法化しました。
エリクシノール社の安定した地位
エリクシノール・グローバル社は米国での生産活動による専門技術だけではなく、アジア・南米・アフリカ・米国、さらに昨年から販売業務を開始した欧州を含む流通ネットワークも活用し、安定した地位を築いています。
シドニー大学は、国内の大麻生産高を約1億オーストラリアドル(7,800万アメリカドル)と推定しています。これに対して、カナダ市場は40憶カナダドル(31.9憶アメリカドル)の価値があると概算しました。医療用大麻の世界規模は、今後の5~7年で約560億アメリカドルに達するという予測もあります。
「我々の目標は非常に明確です。世界一の医療用大麻輸出国として、農家と生産者に対して全力を尽くすことです」オーストラリアのグレッグ・ハント保健大臣は先週、輸出法令について語りました。
まず国内需要を満たす
新しい輸出法令の下、生産者は海外へ販売する前にまず国内需要を満たす必要があります。「国内生産者の拡大を支援することで、今度はこのオーストラリアにおける医療用大麻の継続的な供給が保証されます」とハント大臣は述べました。
ビクトリア州はオーストラリアで初めて医療用大麻を合法化し、その直後にニュー・サウス・ウェールズ州も合法化しました。南オーストラリア州は業界を支援するために医療・産業用大麻局を設置する予定です。
ウルグアイ・カナダ・オランダに続いてオーストラリアでは医療用大麻の輸出が認められ、イスラエルでもまもなく輸出が承認されます。
エリクシノール・グローバル社は、オーストラリア証券取引所でEXLとして取引されています。
2018年5月25~26日、HempTodayが開催する「大麻フード・ヘルス・ビューティー・サミット」にポール・ベンハム氏が来場します。
(HEMPTODAY 2018年1月8日)
関連記事: