カナダのエンジニアリング企業 Canadian Greenfield Technologies 社(CGT)は、米国ペンシルベニア州南東部に拠点を置く民間企業 Wyndrige Farm 社に150万ドルのヘンプの剥皮ラインを販売しました。
Wyndrige Farm 社の Steve Groff 氏は、HempTrainと呼ばれるこの新しいテクノロジーが、同社の80,000平方フィートの施設に設置される予定だと York Daily Record 紙に語りました。
この特殊な装置は、清潔なマイクロファイバーと、CBDを抽出するための花穂を含む他の派生物を回収しながら、構造的に無傷の靭皮繊維を取り出す高速キネティック(運動力学)技術に基づいています。
技術の進歩
これまでの技術では、収穫物を叩くことによって靱皮繊維を損傷し、硬質繊維の摩滅を引き起こすハンマーミルを採用していましたが、今回採用された新たなテクノロジーは、次世代のものであるとCGTは述べました。
今年の秋までに稼働すると予想されているこの剥皮ラインは、年間最大5,000エーカーのヘンプを加工する能力があります。
「現在米国には当社を除いて、このようなスケールアップの準備が出来ている企業は他にありません。私たちは、この機械を国内で一番最初に導入します。」と Groff 氏は述べました。
CGT副社長の Stephen Christensen 氏は、2018年後半に米国農業法案が可決されて以来、同社の HempTrain に関する問い合わせが大幅 に増加していると述べました。
今後のヘンプ産業の爆発的な成長が、こうした加工機械を製作する企業などにまで経済効果を波及し、生産効率を高めながら、より多くの分野にまで影響を与えていくと考えられます。
(HEMPTODAY 2019年3月21日)