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カナダのヘンプ生産者らが独自の研究機関設立を希望

カナダのヘンプ生産者らが独自の研究機関設立を希望

カナダ農産品協議会 (FPCC) はヘンプ振興・研究機関設立のメリットに関する調査の一環として公聴会を開催する予定です。

FPCCは公聴会開催日を11月23日に発表すると見られています。開催日決定を受けて FPCCは、ヘンプ研究機関設立に関する要望が妥当なものであるかを判断するために会合を開きます。この判断は、業界の健全性、産業分野内で得られる利益、経済面から見たプロジェクトの実現可能性など、いくつかのファクターに基づいて下されます。これに続きFPCCは、カナダ農業大臣に対し、この事案について考慮するための提言を提出する予定です。

目次

CHPとCHTAの連係

研究機関に関する要望は、カナダヘンプ生産者グループ(CHP)がカナダヘンプ通商連合(CHTA)の支援を得て2017年10月に提出した提言一部です。これらの団体は、「研究機関設立は、カナダの産業用ヘンプ業界発展にとっての重要な一歩である」と述べています。研究機関の資金には国内市場に出回る産業用ヘンプ製品およびカナダに輸入されるヘンプ製品に課される税金を充てることが提案されています。

研究機関設立のアイデアについては、CHTAメンバーによる動議が通過後、2012年CHTA総会において取り上げられました。2015年、このアイデアに対するカナダのヘンプ生産者からの意見が集められ、その結果、翌年に会議が開催されました。カナダのヘンプ生産者の約20% がこの会議に出席し、出席者とその他関係者の95% が、この研究機関設立の支持に投票しました。この結果、昨年の提言提出につながりました。

あらゆる用途を探る

提案されているカナダ産業用ヘンプ振興・研究機関(PRA) は、生産者、農家、起業家の立場に立った研究や振興活動を主導する中心機関となり、主として、食品、家畜飼料、繊維、ナチュラルヘルス製品 (ナチュラルヘルス医薬品、コスメ、パーソナルケア製品、エッセンスやサプリ他)などについての研究が進められる予定です。この機関はまた、国内で拡大していくヘンプ産業の管理にも最適な団体となると考えられています。

カナダでは1998年からヘンプが合法化されていましたが、数か月前までは、農家が収穫を許されるのは茎と種のみでした。このためカナダにおけるヘンプの種の市場は大規模なものになり、製品の大部分がアメリカに輸出されています。しかし、カナダ保健省が規制を緩和したため、2018年収穫分においては、生産者は8月から花や葉、枝の部分も収穫できるようになりました。これにより大規模なCBD 生産への道が開かれ、カナダでは今後数年ブームが起こると予想されています。

CHTAは別の取り組みとして今後5年でほぼ500万ドル規模の研究プロジェクトを進め、業界の基準を強化し、ヘンプの多くの用途を探り、この植物の遺伝学的研究を推進すると述べています。– ブライアン・フーリハン(HEMPTODAY 2018年10月25日)

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AUTHORこの記事をかいた人

日本臨床カンナビノイド学会員。北海道ヘンプ協会(HIHA) 法人会員。

美容クリニックで専門医監修の下、CBDオイルを利用したアトピー性皮膚炎の治療を開始。1年間の観察結果からアレルギー数値と、症状の改善がきっかけで大麻の可能性を一人でも多くの方々に知ってもらいたいと思い立ち、編集局員として参加。

「HEMP TODAY JAPAN」を通じて、「世界の大麻産業」の真実を知ってもらう必要があると考えております。

そして、大麻へのマイナスイメージを払拭がされ、医療分野、産業分野問わず、大麻由来製品を誰でも簡単に低コストで利用できる環境を望んでいます。

2017年6月~青山エルクリニックモニター参加。
2018年5月「Hemp Food, Health & Beauty Summit」(HTセンター/ポーランド)。
2018年8月「中国 黒龍江省ヘンプ産業視察ツアー2018」参加。

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