米国ニューヨーク州は、ヘンプ関連の事業に対して多額の資金を投入しています。州政府は先ごろ、州の南中央部にあるビンハンプトン近くの大麻加工工場に65万ドルの資金を投じ、州政府はまた、州が運営する大麻種子認証プログラムに対して、今年度予算に200万ドルを組み込んでいます。昨年の夏には、ヘンプ生産に関わる認定プロジェクトに向けて産業用大麻加工の助成プログラムを500万ドルかけて立ち上げています。
アンドリュー・クオモ ニューヨーク州知事は「産業用大麻の研究を進めることは、農場や地域社会を大きく後押しし、新しい雇用を創出、将来の経済成長の基盤を築く革新的なアイデアへの扉を開く」と語りました。
ニューヨーク州では、昨年1年間でヘンプ栽培農家が3倍に増え、州全体の作付面積は2000エーカー(809ヘクタール)となりました。
ビンガムトン地区に位置する加工工場の総費用は320万ドルに上ります。
2015年に始まったニューヨークの産業用大麻の試験プログラムですが、今年は参加者数の上限を撤廃しました。州当局関係者によると、来月には産業用大麻の研究フォーラムが開催されるという事です。(HEMPTODAY 2018年1月10日)
関連記事: