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この法律は2019年8月8日に可決され、ノーザンテリトリー州(以下NT)がヘンプを合法化する最後のオーストラリアの州となりました。
オーストラリアのNTにあるヘンプ産業関係者は、議会がヘンプの栽培と加工を合法化する法律を制定後、年に2回の収穫サイクルを可能にしたいと考えています。
NT当局は、ヘンプの持つ繊維と穀物としての可能性を活用し、オーストラリアの他の地域に向けた播種用の種子の主要提供者を目指す構想を明かし、二期作の可能性こそが農家を惹き付ける主要な要因であると述べました。
農家と研究者の協力体制が重要
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「産業用ヘンプは、当地域の気候条件において大きな可能性を秘めており、広大な規模の新しい産業になる可能性があります」とNTファーマーズ社のCEO、ポール・バーク氏は述べました。
この新しい法律は、農家と研究者が協力し、この地域に産業用ヘンプに基づく投資と雇用創出の機会を促進するための枠組みを設定しており、ヘンプの所持、栽培、供給、加工、研究などを管理するライセンスシステムを導入しています。
牛舎をヘンプ栽培場に、2人の初期のムーバー
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業界関係者は、ダーウィンの南約200マイルにあるキャサリン周辺の地域を、ヘンプ栽培の可能性が高いと指摘しています。
昨年、町の研究農場で行われたテスト区画での試験栽培は成功したと当局者は述べました。
キャサリンの当局は、来年最初の本格的栽培を行う予定です。
3ヶ月でヘンプ栽培試験を開始し100ヘクタールへ
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一方、このグループオペレーションのGMであり所有者であるCaason GroupのAndrew Barratt氏は、NTの牛舎であるエルロンステーション社が、今後3か月以内にヘンプの試験栽培を開始し、最終的に100ヘクタール(247エーカー)まで拡大する予定であると述べています。
Caasonは2015年にヘンプの栽培を目的として牛舎の不動産を購入し、政府が合法化するのを待っていたと述べました。
「法案は待望されており、NTにとって素晴らしいビジネスチャンスを指し示しています」とバラット氏は述べました。
Caasonは、毎年2回の収穫を計画しており、最初の収穫は18か月後の予定と説明しました。
同社は、エルロンのプロジェクトに約500,000豪ドル(340,000米ドル/約3,800万円)を投資しています。