イーロン・マスク氏が大麻を吸った事で有名な番組にて
大統領候補のバーニー・サンダーズ氏は、2016年の大統領候補選で惜しくもヒラリークリントンに敗れましたが、カリフォルニア州やニューヨークなどの先進的な変革をもたらす都市部では絶大な支持を誇っております。
そしてもう一人、ジョー・ローガンと言うスタンドアップ・コメディアンが居ますが、二人は、若者を中心に大変な人気を得ています。
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私は、彼の皮肉たっぷりなジョークが大好きで、ネットフリックスのショーなどをよく見ているのですが、彼は積極的な大麻解放運動家でもあり、2015年アカデミー賞長編ドキュメンタリーにノミネートされた傑作「カルチャー・ハイ」でもコメンテーターとして出演しています。
彼の社会派で歯に衣着せぬトークは革新派の人々に人気で、米国ではカルチャーアイコンのようになっており、先日は、ポッドキャストで共演した、テスラのイーロン・マスク氏に番組中に大麻を吸わせて話題となりました。
エイリアンとUFOの存在を暴露?!
7日、彼のポッドキャストにバーニー・サンダース議員が出演し、「もし大統領になればUFOとエイリアンの秘密を明らかにする計画だ」と述べました。
サンダース氏はさらに一歩進んで、ローガンに「この番組で発表する」と語りました。
コメディアンのポッドキャストを通じてエイリアンが存在することを暴露するとなれば、これほど2020年的な事はありません。
注:現在アメリカでは、UFOとエイリアンを匿っていると言われている秘密基地エリア51にみんなで押しかけよう!キャンペーンがフェイスブック上で行われており、すでに200万人が参加を希望し、政府が警告を発するなどの騒ぎになっています。
大麻合法化を明言
しかし、会話は結局、ローガンの好きな話題のひとつである大麻に変わり、彼はカリフォルニア州などで栄えているブラックマーケットを話題に取り上げました。
ローガンは、もちろん消費者は合法的に規制栽培された大麻を好むが、大多数の消費者は合法大麻の無い州に住んでおり、結果として、彼らは規制されていない殺虫剤などがいっぱい付着した大麻を購入し、それは時に微量の汚物なども混入していると指摘し、これは大麻取締まりによって直接引き起こされる問題であると提案しました。
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これを受けてサンダース氏は「昔も今も私は、アメリカでのマリファナの合法化を求めているのです」と述べました。
彼は、自身がマリファナを吸った事がある事を認めた上で、「今、我々には連邦法があります。それは規制物質法と呼ばれています。この法律では、ヘロインとマリファナは同じレベルで扱われています。これは正気の沙汰ではありません。ヘロインは殺人麻薬です」と続けました。
過去の大麻関連の有罪取消を賞賛
「マリファナのプラスとマイナスは議論できますが(ヘロインにプラスはありません)、マリファナはヘロインではありません。だから私たちは、取り締まりを終わらせなければなりません。それが私がやることです。私は米国の大統領として、大統領令を発令して、それを行うことができると信じています。」
また、サンダーズ氏は、ネバダ州やカリフォルニア州を見て感じた格差を指摘しました。「かつて住民がマリファナの所持で逮捕されていた同じ街頭で、現在では大麻企業の巨大な広告が流行しています。」
この事実に衝撃を受け、サンダーズ氏は、ロサンゼルスやサンフランシスコなどの都市やイリノイ州による過去の大麻関連犯罪の有罪判決を取り消しを「為すべき正しい行い」と賞賛しました。
サンフランシスコ市は、今年2月、全ての大麻関連犯罪の前科取り消しを発表し、その数は9300件に上っています。
今回のバーニー・サンダーズの発言は、一気に全米中に拡散されました。