カルガリーを本拠地とする、カナディアン・グリーンフィールド・テクノロジー株式会社(CGT)は、HempTrain剥皮システムを開発したと発表しました。高速の運動学的技術に基いた特殊装置で、靭皮繊維組織を損なわずに抽出し、その一方で純粋なマイクロファイバーやその他の大麻の派生物を分離します。
容量が一時間当たり1トンのHempTrainモジュールの完成品設置価格は185万ドル(2億円)で、この価格には梱包を開く道具、主要な加工ユニット、電気・粉塵制御装置、および配送、設置、そして起動までを含むとリリースで発表しました。
短期で投資額を回収
「このグリーン・マイクロファイバーは生産額をかなり上げ、利益率が高く、短期でリターンが回収できるビジネスモデルが見込まれます。」と同社は述べています。CGTによると、1時間当たりの処理量に換算すれば、この技術の運用コストは、従来の剥皮機よりもずっと低く、しかもより高品質な素材を生産します。
この技術は、ハンマーミルを使い、靱皮繊維を傷つけ、外皮の断片の繊維を摩耗させていた旧世代の剥皮機よりも進歩しており、9月にはこの剥皮機のデモンストレーションを開始するとGTCは述べています。
留意点:グリーンフィールドは最近、北京での冬期五輪会場でボブスレーやリュージュ、スケルトン・レースのトラック建設用に60,000~120,000ポンド(27トン〜54トン)のNforce-Fiber製品を供給するよう指名を受けています。この繊維は吹き付けコンクリートの強化材として使われ、プールやスケート・パークなどの屋外プロジェクトにもすでに使われています。
(HEMPTODAY 2018年8月3日)