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違法農薬、重金属含有原料、訴訟をお金とボランティアで和解、その原料はどこに?

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ミズーリ州のCBD企業、約5,700万円の罰金支払いに合意

ミズーリ州のCBD企業が、米国環境保護庁(EPA)との合意の下で、農薬に関する連邦法の違反で5,700万円を支払うことになりました。

カンザスシティに拠点を置くCBD American Shamanは、COVID-19パンデミック中に「シャーマンクレンジングウォッシュ」や「シャーマンクリーニングジェル」など、6種類の抗菌農薬を違法で販売・流通させたことから、EPAとは、罰則を科すことで合意しました。

EPAは、これらの製品を連邦殺虫剤、殺菌剤、および鼠害防除法(FIFRA)に基づいて登録しなかったことを理由に、同社を指摘しました。

微生物に対する消毒や殺菌に使用される製品は、アメリカの法律で農薬と見なされ、規制されています。

農薬製品を未登録で販売していた

2021年の検査で、カンザス州オーバーランドパークのCBD American Shamanの施設と同社のミズーリ州本社で、違反が発覚しました。

同社は明確には違反を認めていません。

「農薬製品のEPAへの登録は、製品の成分や製品の安全な使用方法、製品の適切な保管および廃棄方法を認識できるようにするため、公衆衛生を保護する上で極めて重要です」と、EPA7地域執行コンプライアンス保証部のディレクターであるデビッド・コザッド氏は、CBD American Shaman社との和解を発表する声明の中で述べました。

罰金総額5,700万円に加えて年間780万円の物資支援

和解に基づき、30州で300店舗以上を展開するCBD American Shamanは、民事罰金として約1,880万円を科せられ、ホームレスや未保険者に医療を提供する非営利団体であるCare Beyond the Boulevardに約3,900万円を寄付するよう命じられました。

同社は、次の5年間、年に約780万円相当の医療機器と物資をCare Beyond the Boulevardに寄付することになっています。

「弊社の製品のせいで、人々やペットが危険にさらされたことは一度もありませんでした」とCBD American ShamanKSHB 41 Newsに語りました。

EPAは、新型コロナウイルスパンデミック中に未登録の農薬の販売が急増したと述べています。

重金属問題で訴訟されていた過去がある会社

2022年、CBD American Shaman社は、ヘンプから作られたCBDおよび合成嗜好用大麻製品に関する警告の波に巻き込まれました。

FDAは、「子供に魅力的な製品であり、一般的に子供たちが消費する伝統的な食品と簡単に間違えられる可能性がある」として、同社を食品医薬品化粧品法の違反で指摘しました。

FD&C法とは?こちらの過去記事を参考ください:2023年8月23日 FDAとFTC(日本の厚労省と消費者庁に相当する組織)がデルタ8製品販売会社を警告。どのように警告したのか?アメリカ連邦法目線の今を解説。

このCBDメーカーは、2020年にフロリダ州の連邦裁判所が、同社の製品に微量の金属が含まれていると主張する提案された集団訴訟の自主取り下げを承認した際、訴訟を回避しました。

裁判官は、原告の主張があいまいすぎるため、訴訟が成立しないと判断しました。

ただし、訴訟のために製品を分析した実験室は、製品に銅、ニッケル、鉛などの複数の重金属が含まれていることを発見しました。

編集部あとがき

根本解決という結果には至れなかった今回の事件ですが、端的に言いますと、CBD American Shaman社が違法農薬を流通させて罰則を受けた。というお話です。

記事内で過去の話が言及されていますが、会社の思想も変化が無く、社名の付け方も含めて、誠実さの薄さが如実に伝わってきます。

同社が取り扱う製品には、合成嗜好用大麻製品も主として販売しており、30300店舗に渡って事業を拡大、2022年には、同社のカンナビノイド製品が重金属検査でヒットしてしまったにも関わらず、それらの訴訟をかわし、そして、今回の非農薬製品を農薬と訴求して販売する。という行為に対して、EPAから罰則が出ました。

会社毎の思想やスタイルなので、何とも言えない部分もありますが、こういった取り扱い方法が不透明な企業の原料も、当然のことながら、世界中に流通しているのは事実です。

大麻製品の原料輸出入のスキームにおいて、そこでの成分検査があるわけではなく、書類のみでの出入国がほとんどです。通関検査も通さずに販売しているというケースも耳にします。

他州では合成嗜好用大麻製品接種における死亡事故も生じ、事故者も増加し、多数搬送されてしまっているアメリカの合成嗜好用大麻製品群の流行が、近々終息するとは考えられません。

多くの専門家が、禁酒法時代になぞった表現をして、合成嗜好用大麻製品の危険性を警告しています。

日本側の私たちとしましては、このアメリカの状況を俯瞰して見て、そして、柔軟に受け止め、必要な部分を啓蒙していく必要があると思います。

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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