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業者一掃か!?イタリア二転三転の末、CBDは医薬品化。厳格な登録プロセスが今後必須になる

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麻薬指定しては戻し、そしてまた指定して、、、

イタリア政府は、CBDについてまたもや方針を転換し、ヘンプ由来の化合物を麻薬に分類する新たな法令を発表しました。

この変更は、2020年に出された同様の政令が数日後に撤回され、その後2022年に出されたCBDを禁止する政令がラツィオ州の地方裁判所によって破棄され、当局がEUに沿うようにイタリアの法律を調整するよう命じられたことに続くものです。

日本ではなかなか考えられない極端な方針転換に振り回される業界関係者達、過去の混沌とした流れを以下の過去記事の羅列とともにご覧ください。

(どうしたイタリア!?とお思いになるかもしれません。)

参考過去記事:2020年10月23日 イタリアがCBDを麻薬に指定。しかし?

参考過去記事:2020年10月30日 イタリアがCBDの麻薬指定を解除 !!

参考過去記事:2023年2月23日 フランス解禁に続く意志、イタリア「ヘンプは農業、制限できる農作物ではない」と、法律を覆す。

すべてのEU加盟国に適用される法的拘束力のある裁定として、欧州委員会は2020年、CBDは麻薬ではないと宣言しています。

業界からの大批判が勃発

イタリア保健省による最新の法令は8月、政府の公式官報に掲載されました。イタリアのカナビス関連団体は、政府の最新の動きに対して声を大にして批判しました。

「この規定は、天然由来のCBDベースのヘンプ抽出物の生産、加工、販売に携わるすべての企業に大きな影響を与えることは確実です」と業界団体のCanapa Sativa Italiaは述べています。

「CBD販売には、保健省による薬物としての厳格な登録システムが必要となり、CBDのようなリスクのない物質には全く適していない手続きです。」

カナビス連盟Federcanapaは、この法令が地元の生産者に損害を与えると述べていますが、他のヨーロッパ諸国から輸入されるCBD食品や化粧品の流通を政府が阻止することはできないと指摘しています。

ヘンプ産業の入口にもなりえるCBD産業を狭めることに

神経薬理学者であり、オンラインカンナビスアカデミーCannabiscienzaの共同創設者であるヴィオラ・ブルグナテッリ氏 は、Fanpage.itのウェブサイトに対し、「この法令は、事実上、多くの患者によるカンナビスへの入門とされてきたこの物質の販売を禁止することを意味し、再びセクターの経済を窒息させる結果になるでしょう」と述べました。

業界弁護士で薬物政策の専門家であるカルロ・アルベルト・ザイナ氏は、CBD業界がこの法令に対抗するために団結することを呼びかけました。

「この許容できない流れに対抗する唯一の方法は、関心を持つすべての活動がコンソーシアムのメンバーになれる新しい、無期限の法的闘争です。彼らの存続そのものがそれにかかっています」と彼はDolce Vita Onlineに語っています。

まとめ

1. 政策の変更: イタリア政府は、CBDを麻薬として再分類しました。これは、以前の2020年と2022年の決定を覆すものであり、ヨーロッパ連合(EU)に沿うようにイタリア法を調整するようラツィオ地方裁判所に命じられた後の動きです。

2. 業界の反応: イタリアのカンナビス業界団体は、この新しい法令に対して強く批判しています。彼らは、CBDがリスクのない物質であるにもかかわらず、新しい法令により、CBD製品の販売には医薬品としての厳格な登録プロセスが必要になると指摘しています。

3. 経済への影響: 業界の専門家は、この法令がセクターの経済に悪影響を及ぼし、CBDの販売を事実上禁止することになると警告しています。

4. 法的対応の必要性: 業界の弁護士は、新しい法令に対抗するために、CBD業界が団結し、法的な闘争を続ける必要があると述べています。

要約すると、記事はイタリア政府のCBDに関する新しい法令に対する業界の懸念と批判を伝え、この決定が業界に与える影響と今後の法的対応についてが当記事のテーマとなります。

HTJ
集部あとがき。注目すべき点はまとめに整理して書かせて頂きましたが、主な起因としては、エピデオレックス(医薬品CBD)の市場大幅介入によるものと、HHCなどの合成嗜好用大麻の流行が起因になっていることが想像できます。過去記事の通り、イタリアの法令なので簡単に覆ったりというシーンはこれまで見てきていますので、今回もどうなるかは予想がつきませんが、今はCBD麻薬指定という状態です。これから輸入される国外のCBD製品をどう対処していくのかなど、その対処方法は勉強になりそうなのでベンチマークしていきたいところです。さて、日本でこのような法令が一度発令してしまうと、もう戻すことがかなり困難なのは想像つきます。それくらい行政や利権が絡むと、揺るぎなくなってしまうのは皆さんもよくお分かりかと思います。なので、決まる前に、医薬品としてのCBDはそれはそれで進めてもらいつつも、既存のCBD産業も事業拡大が食品などで流通が可能のままであるような健全なCBD市場の拡大が望ましいというのは言うまでもありません。医薬品としてのCBD以外の市場からはヘンプの可能性や多様性を、マジョリティの方々に認知知らしめる機会が多分に含まれています。そして、競争からの経済市場拡大という文脈から見ても市場の偏りは拡大の仇となります。最初から市場を絞っての拡大は拡大にならず、本当に局所的にしか存在しないCBD市場となってしまいます。果たしてそれで法改正というパラダイムシフトの意味はあるのでしょうか!?と感じてしまうような未来は避けたいですよね

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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