急展開です。
イタリア保健省が、CBDを麻薬に指定する法令を撤回しました。
これに反対を表明していたEIHA(欧州産業用大麻協会)とFedercanapa(イタリア・ヘンプ協会)、そしてイタリア国民の完全勝利です。
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イタリアの保健省は、今月初めに発行した、国の医薬品リストにCBDを追加し、基本的にすべての用途におけるCBDを麻薬とみなすという法令を、突然キャンセルしました。
本日、ロベルト・スペランツァ保健相は、イタリアとヨーロッパの両ヘンプ協会から激しく反対されていたこの法令を無効にする内容の、2番目の法令を発行しました。
同時に、イタリアの税関専売局が発布していた、CBD製品の販売を停止するよう小売業者に警告していた命令も解除されました。
作業部会の設置を計画
同省は、CBDの状況に「体系的かつ包括的な方法で」取り組むためのワーキンググループを召集すると述べ、政府の高等衛生研究所と高等保健評議会に「有効成分カンナビジオールの使用率に関係なく、その効果が変わらないかどうか」の再評価と調査を依頼することを提案しました。
欧州産業用大麻協会(EIHA)のマネージングディレクターであるLorenza Romanese氏は、
まもなく始まる、実りある議論を楽しみにしています。
と述べました。
イタリアの協会であるFedercanapaとEIHAは今週初めに、イタリアの地方行政裁判所で戦う意向を発表していました。
CBD含有量に関する混乱
難治性てんかんに処方される高CBD薬であるエピディオレックスのイタリア市場への導入に備えて表面上発行されたとみられる当初の法令は、工業製品であっても、CBDが少量でも含有されていれば麻薬と見なされるとしていました。
英国を拠点とするGWファーマによって製造されたエピディオレックスは、現在イタリアおよび他のいくつかのヨーロッパ市場で導入されていて、ドラベ症候群とレノックス・ガストー症候群の治療に効果的であることがわかっています。
FedercanapaとEIHAは、エピディオレックスなどの高用量CBD治療薬は処方箋の必要な医薬品として規制されるべきであることに同意しますが、CBD含有量がはるかに少ない食品やサプリメントなどの非医薬品CBDは、イタリアの産業用大麻法で許可されていることを強く主張していました。
引用元:https://hemptoday.net/italys-ministry-of-health-cancels-decree-naming-all-cbd-narcotic/