カナダ企業が、中国でCBDを生産するための大麻の屋内栽培と抽出作業を開始するために必要な、すべてのライセンスを取得しました。
オンタリオ州マーカムの Mary Agrotechnologies 社の Frank Qin CEO は、YahooNewsに、同社が自家栽培者むけに販売している水耕栽培ボックスを基にした、150,000平方フィート(〜14,000平方メートル)の施設を雲南省に設置する計画を明かしました。
中国では、産業用大麻の栽培と加工のための法的枠組みが十分に確立されている自治体は、雲南省と黒竜江省しかありません。
6か月のタイムライン
Qin 氏は、同社は今後6か月以内にヨーロッパのGMPに準拠した施設を設立することを目指しており、CBD抽出物を販売し、最終的には中国で唯一認められている健康製品と美容製品の自社ブランドを開発する計画であると述べました。
Mary Agrotechnologiesが栽培および抽出用に取得したと述べた「条件付きライセンス」は、中国の厳しく管理された大麻産業では入手が困難です。米国に本拠を置く Arcview Group の最近の報告によると、これまでに中国当局からCBD抽出の認可を受けた企業は約15社のみであり、大麻栽培の許可を取得した企業は約60社です。
「外国企業が中国で免許を取得するのは非常に困難です。ほぼ不可能です。」と Qin 氏は言います。同国で活動しているほとんどの外国企業は、主に国営企業である地元の生産者と提携していると言われます。
初の外国企業承認か?
「私たちは中国でこのフルセットのライセンスを持っている最初の北米企業かもしれません」と Qin 氏は言います。同社は、すでに中国のサプライヤーからカナダ製の水耕栽培ボックスのコンポーネントを調達しています。
中国でCBDを生産している企業は、より安価な電力、労働力、原材料などの同国の低い生産コストを利用していますが、同時に、確立された製造インフラストラクチャからも恩恵を受けています。それにもかかわらず、CBDセクターは発展と停滞を繰り返してきました。
高品質の製品を生み出すことができ、それを維持する力のある企業は、2019年に合計9億6400万ドルにまで達した、巨大な中国のCBD輸出市場を手に入れるかもしれません。これは今後、世界中の規制当局がマーケティングと販売のルールをゆっくりと明確にするにつれて成長する可能性があります。
辛抱強く待ちさえすれば、中国当局が法律を緩和するにつれて、彼らは最終的に巨大な中国国内の市場へのアクセスも得るでしょう。
中国の大手製薬会社は、すでにCBDに注意を向けていますが、国営たばこ会社もこのセクターの可能性に注目していると言われています。
名前から察するに、Qin 氏も中国系だと思われるので、「カナダ企業が」というのも微妙かもしれませんが、少なくとも海外の企業が中国でライセンスを取得したという事に違いはありません。
これが、パイプさえあれば中国でのオペレーションに参入できるという端緒を開く事になれば、その先には大きな可能性が広がっているかもしれません。
引用元:https://hemptoday.net/canadian-firm-says-it-has-licenses-to-set-up-cbd-processing-in-china/