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ヨーロッパのヘンプ産業関係者はTHCに関して今すぐ行動を

ヨーロッパのヘンプ産業関係者はTHCに関して今すぐ行動を筆者:ダニエル・クルーゼ                                        

HempToday 特別記事

ヨーロッパのヘンプ産業関係者はTHCに関して今すぐ行動を

ダニエル・クルーゼ氏

ヨーロッパは急いでヘンプに取り掛からなければ、歴史的な機会を逃すことになり、20世紀から21世紀にかけてヘンプの復活を先導してきた我々の正当な地位が維持できなくなります。結局、全てはTHCに収斂するのです

 

ヨーロッパ諸国の大半はテトラヒドロカンナビノール(THC)含有量を0.2%までとするEUの規定に従っていますが、世界主要なヘンプ生産国世界で一般に認められている0.3%の基準でビジネスを行っています。

 

EU加盟国(ブリュッセルからの不安定な指令に従っている)が0.2%の上限に基づいてビジネスを続けていけば急速に拡大している世界の大麻業界において、EU生産者は重大な不利益を被ることになります。

目次

損害はもう出始めている

このようなヨーロッパの状況がバリューチェーンの至るところにネガティブ影響を与えていますが、中でもヘンプ食品や医療大麻の部門に顕著に現れています。

ですが、問題はまず種子にあります。EU諸国のほとんどで観測されているTHC含有量は最大0.2%です。つまり、現在需要が高まっている収穫量の多い品種や高CBD品種を開発できていないということです。そのような品種はTHCをほとんど含みませんが、0.2%を超える可能性があるからです。

 

また、いくつか存在する収穫量の多い品種(特に東欧のもの)は0.2%の制約があるような市場では存続できません。時間、価値、資金が既に失われています。損害はもう出てしまっているのです。

 

1%が可能にすること

EU圏で事業を行う我々がTHC含有量の上限を0.2%から0.3%に引き上げようと奮闘している間にも世界は前進しています。皮肉にも非EU加盟国であるスイスが先陣をきって最大1.0%を許容しているのです。スイスが最近販売した「Nobacco」(高CBDのヘンプの葉をタバコの様に巻いたものや、手巻きタバコ用に袋売りしている)の事例は、いかに論理的規制が経済に直接的(かつポジティブ)な影響をもたらすかを表しています。

 

スイスの生産者は去年から始まったこの最新ヘンプブームから利益を得始めています。まさにその理由は、同国の政府がヘンプ由来の食品、サプリメント、医薬品にTHCが最大1.0%が含まれていても気分は高揚しないとする科学的に証明された事実を認識し、水準をそこに合わせたからです。

 

こうした国々では、生産者はTHC含有量0.2%の上限に囚われる事なく、高CBDの品種を安心して生産することができるのです。ウルグアイとオーストラリアの両国はスイスの事例に合わせるべくTHC含有量の上限の引き上げについて議論し始めました。他国で要求水準が引き上げられること予想されます。

競争には変革が必要

消費者がその栄養価の高さや治療効果を学ぶにつれ、世界のヘンプ食品や医療大麻の部門は激しい成長を遂げています。ヨーロッパ連合は一刻も早くTHC含有量の上限を引き上げる必要があるのです。そして我々はこの競争の激しい市場における現在の競争力を支えていかなくてはなりません。

 

EU首脳陣は、この変革を除いては、ヨーロッパの生産者は間違いなくこの動きの早い業界において、ますます後れをとることになることを認識する必要があります。また、変化を求める声はすぐに止むことはないでしょう。ヨーロッパでTHC含有量0.3%の水準を達成すれば終わり、ではないのです。ヘンプのための戦いは今後も続いていくでしょう。長きに渡る大麻解放運動の中で、それは今に始まったことではありません。

ダニエル・クルーゼ氏

Hempro Int.およびHempConsultの創業者1995年にヘンプ産業に参入。Hempro Int.はデュッセルドルフを拠点とし、垂直統合されたヘンプ食品、布地、アクセサリー、コスメ用原材料の生産者・卸売業者です。同氏は独立ヘンプ業界コンサルタント会社であるHempConsult GmbHで企業家、スタートアップ企業、投資家などの大麻業界関係者に対し上級顧問として助言しています。

HEMPTODAY  2018年4月2日

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AUTHORこの記事をかいた人

日本臨床カンナビノイド学会員。北海道ヘンプ協会(HIHA) 法人会員。

美容クリニックで専門医監修の下、CBDオイルを利用したアトピー性皮膚炎の治療を開始。1年間の観察結果からアレルギー数値と、症状の改善がきっかけで大麻の可能性を一人でも多くの方々に知ってもらいたいと思い立ち、編集局員として参加。

「HEMP TODAY JAPAN」を通じて、「世界の大麻産業」の真実を知ってもらう必要があると考えております。

そして、大麻へのマイナスイメージを払拭がされ、医療分野、産業分野問わず、大麻由来製品を誰でも簡単に低コストで利用できる環境を望んでいます。

2017年6月~青山エルクリニックモニター参加。
2018年5月「Hemp Food, Health & Beauty Summit」(HTセンター/ポーランド)。
2018年8月「中国 黒龍江省ヘンプ産業視察ツアー2018」参加。

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