MENU
カテゴリー

業界の根本がHemp2020であらわに

業界の根本がHemp2020であらわに

Hemp2020の2017年開催回への代表団は14の国々を代表

Hemp2020ビジネスサミットの終わり間近に耳にした。「来週、了解覚書を渡そう」

この、世界の大麻産業の指導者たちによる第2回目の年次会合の主催者にとって、あなたたちがその会話を—また誰かのビジネスを—大麻の敷き詰められた道へともう少し深く推し進めたことを知るより大きな見返りはない。

この道は私たちをどこへ導くのか? ポーランドのHempTodayセンターへと私たちを訪れた約30名の参加者たちによる、豊富なプレゼンテーションと自発的突発的ミーティングをもつ2日間を通じて、ちょっとしたロードマップが浮上した。

目次

技術と技術革新

ヘンプ栽培と加工業者の急速に高まりつつある需要は、信頼できる機械を迅速に開発できる革新的な起業家とエンジニアに固有のビジネスの機会を与える。技術はバリューチェーン全体を通して必要とされている。そして最適な速度で業界を動かすためには、産業として中小企業の経営と同様に、中小企業どちらにとっても同時にソリューションが必要とされている。

これらの選択肢は、両者ともHemp2020には今年で2回の参加である2人のドイツ人開発者の友人たちによって、この会談サミットにおいて発表された。ハインリッヒ・ウィーカーは高度な移動式収穫装置である「ヘンリーハーベスター」の最新版を紹介するために13時間にわたり時速90キロで牽引しきて私たちにそれを紹介し質問に答えた。私たちの予期していなかったことだが、Hemp2020の直後にヘンリーはポーランドの近隣のキェルツェにあるヘンプ畑へ急いでそれを持ち込んだ。一石二鳥である

私たちはラファエル・デュロンのマルチコンバインHC3400の大規模大麻収穫技術について、この18ヶ月間ほど称賛し続けている。コロラド州の代表団は感動していた。そして私はその映像を見るたびに、その機械が広大なアメリカ農業地帯をまたがる大麻畑を刈り取る光景を思い描いている。

ヘンプと医療

ラファエルの会社がドイツの有機畑から生産しているような、ヘンプ由来のスーパーフードには大きな好機がある。1990年代にドイツの大麻生産を開始した先駆者の一人であるラファエルは大麻と健康について何かを知っており、そして彼の話しぶりは暖かく愉快なものだと言えば十分だろう。ちなみに彼は通常の健康人には朝に2滴のカンナビジオールを、また夕方に2滴を推奨している。私はそれを始めた。

健康に関して言えば、ハイレ・セラシエ・テファリの「テルペン・カンビナノイド・シナジー」と題するプレゼンテーションには相当複雑なスライドがあった。この種のタイトルを見ると私は大事な電話着信をでっち上げて部屋を出る必要があるふりをする。だがハイレはすばやくこれらの化合物が扱うことのできる24種類(!) の疾患から「感覚受容性の虹色の車輪」まで語り、若干の技術的な情報を付け加えた上で、とうとう私に良く理解できる「Hempalace EcoDomes」(商標登録済み) へとたどり着いた。より成熟したフランスのヘンプ建築分野の中で抜きん出るには分割が必要であるという事実を反映している。

ほら話ではない、大麻建築の好況

ヴォルフ・ジョーダンは3回「でたらめだ」と言い、そのたびに拍手を送られたヨーロッパの自然建築業者業界の巨頭の1人であるヴォルフは、明らかに最も口汚い。少し促されると、彼はヘンプ建設業界がちょっとしたブームに差し掛かっていること同意した。彼はこの分野においてこれほどの活動や、利益 – 注目の高ま – をかつて見たことがなかった。そして彼は25年間自然素材で建築し、自然建築を教えてきている。
でたらめ」? その大部分は、「エコ」が主として高価な換気システムと「スマートエナジー」の安物を意味する頑固な建設業界による「エコ建築」ムーブメントの乗っ取りについてだった。

コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー CSA

(つまり「農業」)

CSAはEU官僚が単純なものに手の混んだ名前をつけることを好むヨーロッパにおいて話題の略語だ。(私の出身地であるインディアナ州では、それは単に「農業」と呼ばれている。それは、本質的にコミュニティなのだ)。だがヘンプが輸送コストを削減し二酸化炭素排出量を減らすために、何らかの形での— –ヘンプを栽培し、加工し、地域の店に並べるといった地方生活協同組合を作り上げる特別な機会の好例であるということには誰もが同意する。

ヨーロッパ一帯での大麻および他の作物に基づくこの「コミュニティへの回帰」運動にはいくつものすばらしい例がある。もっとも好ましい例はチェコ共和国にある。代表団の一部はサミット終了後にチェコ南部にあるバイオサソフ農場へと移動した。そこにはハナ・ガブリエロヴァの会社であるHempointがあり、これはより大きなバイオ農業共同体の一部である。Hempointはヘンプから高品質食品を生産しており、ハナは有機大麻栽培、種子調達、製品と市場の開発におけるヨーロッパの主要な権威の1人である。HempointはHemp2020サミットシリーズの共同主催者である

より強力な地域のヘンプの結束構築

地方レベルの農家間の結束の強化もまた業界の拡大に不可欠であると考えられた。もしまだ今年の米国ノースカロライナ州の大麻の歴史的回帰に関する映画Source Hempを観ていないのであればココを見れば彼ら先駆的なアメリカの農家が観られる。それは、ちょうど私がインディアナ州とオクラホマ州の小さな地方紙の記者として勤めた日々見た、あのときの彼らと変わらない。この魅力的なビネットはプレストン・ウィットフィールドによって私たちにもたらされた。彼にとってノースカロライナ州の農業は家族の伝統である。私たちはこの古き煙草の産地である州が農業地域再編成プロセスヘンプ取り込んでいく中で、何が起きるのかを気をつけて見ることを勧める。

もちろん、結束や分担は農業以外でも必要であり、事を前進させるために必要な加工、製品開発、研究といった産業のあらゆる側面を取り入れなければならない。

コミュニケーション大きく騒がしく

どうやらコロラド州では一切が大きく騒がしいらしい。モリス・ビーグルは自身が毎年NoCo大麻見本市の様式で設置している大きなヘンプテントについて喚くためにやってくる。(編集注) NoCoは世界最大のヘンプ見本市。モリスがプレゼンテーションで述べたように、協力、教育、ベストプラクティス(最善慣行、科学、歴史や真実といったすべてを通して私たちをつなぐヘンプの自由への道が見出されるだろう。

これらすべてのことが私たちは大麻についてもっとうるさく声を上げる必要があるということについて私に考えさせた。犬たちが吠え始めた時、Hemp Road Tripが当家に到着した。ハンドルを握るリック・トロージャンより強力な大西洋横断ヘンプ同盟の緊急提案がある。

米国にはヨーロッパの研究所と試験の専門知識、そしてその技術が必要である。つまり、不織布、衣料、特殊繊維のための繊維と茎の製品開発におけるそのノウハウがである。それは建設方法、材料研究および応用に関するヨーロッパの知識を必要とする。代わりに、米国は欧州の大麻産業をマーケティング、ブランディング、メディアおよび政府の関係においてより高度に洗練させる手助けができるとリックは提案する。

より強力な大西洋横断軸の可能性を超えて、私たちは世界中の出資者の間でアイデア、技術、知識の交換を拡大することで、業界を最もよく前進させる手助けができるとの合意が全代表団の間で得られた。大麻への投資は遅れているように見えるが、必ずしも資本関係を伴わない非伝統的なビジネス関係を通して進歩する大きな好機がある。

公設市場の調査

ボアズ・ワクテルはマリフアナの活動家として出発し、後にはオーストラリアの公設市場で2つの医療大麻会社を育てるという、長く奇妙な道を歩んできた。「制御を失うことになるだろう」と彼は大麻会社を公開しようとしているかもしれない人に助言した。「書類仕事、報告、監視」はすべて重荷となると彼は警告した。にもかかわらず、彼は代表団を株式公開の着手の過程の概要へと導く指針を示した。私は彼になぜそのような仕事に身を置くのかと尋ねなければならなかった。彼は答えた。「非常に面白いからだ」十分な答えだ。

ヘンプが生活を変える

私見では、大麻が人々の生活を改善するという可能性は、最初に2015年の壊滅的な地震の後の再建の考えをもってネパールに戻ったディラージとニヴェーディター・シャーから得た最新情報に最もよく示されていた。彼らは既にいくつかの家、一軒の医療施設および学校を建設し、自身らの会社を織物とファッションアクセサリーへと拡大している。これらはすべて地域の畑から集められ、彼らの会社のマイクロ製造施設によって加工された天然の「野生作物」大麻による生の原材料に基づいている。彼らは大麻を用いて住居を提供し、雇用を創出し、またネパールの「不可触賤民」カーストの虐げられた人びとに力を与えている。ヘンプ、心から。私たちは皆それに共感できる。

– カート・レイヤー(HEMPTODAY 2017年11月1日)

関連記事:

  1. ウクライナの市長、Hemp2020での講演をキャンセル

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
  • URL Copied!

AUTHORこの記事をかいた人

日本臨床カンナビノイド学会員。北海道ヘンプ協会(HIHA) 法人会員。

美容クリニックで専門医監修の下、CBDオイルを利用したアトピー性皮膚炎の治療を開始。1年間の観察結果からアレルギー数値と、症状の改善がきっかけで大麻の可能性を一人でも多くの方々に知ってもらいたいと思い立ち、編集局員として参加。

「HEMP TODAY JAPAN」を通じて、「世界の大麻産業」の真実を知ってもらう必要があると考えております。

そして、大麻へのマイナスイメージを払拭がされ、医療分野、産業分野問わず、大麻由来製品を誰でも簡単に低コストで利用できる環境を望んでいます。

2017年6月~青山エルクリニックモニター参加。
2018年5月「Hemp Food, Health & Beauty Summit」(HTセンター/ポーランド)。
2018年8月「中国 黒龍江省ヘンプ産業視察ツアー2018」参加。

目次
閉じる