カナダの産業用大麻生産者への、新たなライセンス制度案はTHC成分の上限を0.3%とし、「発芽不可能な種子、または葉、花、種、および枝のない成熟した茎」の生産または加工のためのライセンスの必要を撤廃するものです。ヘルスカナダ(カナダ保健省)によって提案されているライセンスの枠組みのもとでは、グラム当たりTHC成分10マイクログラム以下の種子や穀物の派生物の販売にライセンスは要求されません。
全国的枠組みの制定
この提言は、政府機関が立ち上げた、広くマリファナと産業用大麻を対象とする大麻法に関する60日間の公聴期間を受けたものです。この措置はカナダの大麻について生産、流通、販売、輸入、輸出、そして保持をコントロールする包括的な全国的枠組みの制定と見られます。また州および準州に大麻のサプライチェーンの流通と小売の側面を監督させるものであると、ヘルスカナダは述べています。
産業用大麻ライセンスは、他のクラスのライセンスと矛盾しない形で各当事者に大麻製品の所持、輸送、研究そして開発を認め、業界内での(植物全体の)葉、花、そして枝の販売を許可するものです。
韓国への輸出
カナダは既に食品としての大麻種子の大手生産元であり、米国に豊かな輸出市場を持っています。カナダの大麻種子の生産者はまた、この二年間韓国において大きな市場を見出しました。
大麻のライセンシングの動きはカナダの産業用大麻の関係団体、主に「カナダ産業用大麻貿易連合」による長年のロビー活動を受けたものです。(HEMPTODAY 2017年11月28日)
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