ヘンプ試験栽培プログラムが米国のカンザス州、オクラホマ州、ニューメキシコ州で操業を開始しています。これは4月下旬の進展の結果です。米国の連邦政府が管理するヘンプ栽培プログラムは40州に拡大しており、これらの州ではヘンプ関連法が施行されています。また、来月投票される見込みの法案の下で、ヘンプに関する米国の連邦法が緩和される予定です– これには、民主党・共和党の両党が強く支持しています。
カンザス州は4月20日にヘンプ法を可決しました。続いてオクラホマ州が4月23日にヘンプ法を通過させています。ニューメキシコ州では、州の最高裁判所がスサナ・マルティネス州知事による一連の投票を覆した直後に合法になりました。マルティネス知事は、民主党が管理する州議会上院および共和党が管理する州議会下院により通過したにもかかわらず、ヘンプ法案を阻止していました。
カンザス州では一般公開
伝統的に小麦、トウモロコシ、大豆を生産しているカンザス州のプログラムは「代替作物研究法」の下で行われます。この法律により、州の農務省は栽培のほか、加工や生産などで研究をオーガナイズします。農務省はパイロット・プログラム用に規則と規制を策定しています。そのプロセスを導く一連の公開フォーラムが、今月予定されています。
オクラホマ州は全面支援
主に小麦の産地であるオクラホマ州では、ヘンプ法が州議会下院を全会一致で通過しました。また、州議会上院では反対票が1票しかありませんでした。州の農業食料森林省が管轄するパイロット・プログラムにより、大学および大学と契約した農家が作物を栽培することができるようになります。
ニューメキシコ州では強い興味
主な農作物が干し草であるニューメキシコ州の農務省職員は、作物の栽培に興味のある大小の農家から、すでに問い合わせを受けていると発言しました。ヘンプはまた、同州において共和党および民主党にとって超党派問題であることが分かっており、両党から強い支援を受けています。
N.M.プログラム下では、ニューメキシコ州立大学の大学職員委員会は、栽培者が申請する前に、ヘンプ法を承認しなければなりません。州の職員は、2018年秋までに規則を整えるべきだと発言しています。
今月には重大な投票の予定
米国諸州はヘンプと共に時流に乗ろうと急いでいます。というのも今月、米国議会で大麻が連邦レベルで合法化される法案が可決される見込みだからです。
ケンタッキー州のミッチ・マコーネル米国上院議員は先週、議会に提出が見込まれる広範な農業法に、新しいヘンプ合法化法案の文言を盛り込むと発言しました。この法律は、規制物質法におけるマリファナの定義から、ヘンプを効果的に除外するものとなります。
(HEMP TODAY 2018年5月1日)
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