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たったの2年で成功をおさめるスピード感、良き前例がここに。カナダ・シクシアネーションの躍進

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カナダの先住民と生産者が手を組み、ヘンプシード製品を発売

カナダ・アルバータ州に拠点を置くシクシカ・ネーション(Siksik’a Nation・シクシカ民族)は、昨年秋に合計130エーカー(約52ヘクタール)の畑でヘンプを収穫し、それらの成功を収めたことを受け、自社ブランドの種子を使った製品を発表しました。

シクシカヘンプとしてのオリジナルブランドの立ち上げは、カナビス(乾燥大麻)生産販売・流通計画も含む、「先住民大麻産業ビジネス全体の戦略」の中での大きな前進を意味します。

「シクシア民族とフレッシュ・ヘンプ・フーズの協力によるヘンプシードや将来のヘンプ繊維生産の試みは、両者だけでなく、将来的には他の国々にも利益をもたらすでしょう」と、彼らのコンサルタントで、ウィネペグのヘンプ食品メーカー、フレッシュ・ヘンプ(マニトバ・ハーベスト&ヘンプ・オイル・カナダ)の農学者兼種子生産責任者のダレル・マケルロイさんは話しています。

解禁大国の先駆者たちから学び、たったの2年で成功へ

試験栽培と2021年の1年間の観察を経て、2年目という短期間での栽培で、ヘンプでの成功はもたらされました

2022年の収穫は、フレッシュヘンプの協力で9月後半に行われ、生産物である殻付き種子、脱皮種子(ヘンプハート)、ブレンドプロテインパウダーの加工・流通・販売も行っています。

マケルロイ氏は、2023年に国はヘンプの作付面積を大幅に増やす計画で、将来的にはヘンプ繊維の品種も追加していく予定だという。

シクシカ保護区は7万ヘクタールある広大な土地

シクシカ保護区は、カナダで2番目に大きな先住民保護区で、面積は約172,800エーカー(約7万ヘクタール)です。また、約4,500エーカー(約1,821ヘクタール)の灌漑地では、カノーラ、小麦、ソラマメ、大麦、干し草を栽培しています。

北米大陸の先住民の中で最北に位置するこの国の名前は、ブラックフット族の言葉「sik(黒)」と「ik’a(足)」に由来しています。ヘンプの栽培が行われたSiksik’a Indian Reserve No.146は、全保護区人口7,565人のうち4,136人と半分以上の規模でほぼ全ての人々が先住民の方々です。

彼らの大麻ビジネス(ヘンプ・カナビスの計画含む)は、多様な経済活動を担うSiksik’a Resource Development Limited(SRDL)傘下で行われています。

HTJ
広大な土地を有効活用して、身近な先駆者達(良き前例)から先進的な技術を学び、導入して、たったの2年で大成功を収めたようです。日本の耕作放棄地は40万ヘクタール以上、この規模は狭まることは無く今後、広がる一方です。農地での働き手もどんどん減少していくところに「ヘンプ畑」。そう、良き前例は世界中にあります。あらゆるビジネスを支える要素を持つ「ヘンプ」以外に救世主は無いと思えます。農業、工業、産業を支える換金作物としても優秀で、桁違いです。「ホタテ御殿」などが数年前に有名になってましたが、「ヘンプ御殿」が各地で現れてもおかしくないのがヘンプビジネスです。

 

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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