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循環型経済こそ【ヘンプ繊維】スコットランド国立銀行や政府機関も投資につぐ投資

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スコットランドの銀行、ヘンプ断熱材メーカーへの投資を500万(8億円)ポンドに増額

スコットランド国立投資銀行は、建設業界向けに麻の繊維を使った断熱材を製造する首都エディンバラの企業への投資を増やしました。

 

同銀行はIndustrial Nature Ltd(以下、インディネイチャー社)に対する投資を200万ポンド(3.2億円)追加し、300万ポンド(4.8億円)に進めました。

インディネイチャー社:https://www.indinature.co/

ヘンプ遮熱ボードの開発など数々のアプデ実施

住宅や商業ビル向けにヘンプ繊維を使った断熱バットを製造するインディネイチャー社は、この資金で設備のアップグレードや追加、イギリスの生産者から仕入れたヘンプを使った遮熱ボードなどの製品開発を行うといいます。

また、インディネイチャー社のプレスリリースによると、この投資は「野心的でダイナミック、かつ商業的な考え方を持つCEOを経営陣に迎え、次の成長段階に向けて事業をリードする」ことを支援するものだという。

循環経済政府機関ファンドなどから1.7億円の助成金

最初の300万ポンド(約4.8億円)の投資は、同社がスコットランド国境のジェドバーグに新工場を設立するために使われました。

また、Zero Waste ScotlandのCircular Economy Investment Fundから80万ポンド(1.3億円)、経済開発機関であるSouth of Scotland Enterpriseから25万ポンド(4,000万円)の助成を受けた。

Zero Waste Scotlandの「Circular Economy Investment Fund」とは??
Zero Waste ScotlandはCircular Economy Investment Fund (CEIF)を通じて、より循環型経済への移行を促進するために、中小企業との60以上のプロジェクトに1,250万ポンド(約20億円)を投資しています。年間6万トン以上の二酸化炭素削減を実現し、5,900万ポンドの民間投資を呼び込むと予測している。CEIFはスコットランド政府および欧州地域開発基金(ERDF)の支援を受けています。Zero Waste Scotlandは、循環型イノベーションを実施する企業の支援に取り組んでおり、プロジェクトが商業化に向けて動き出す際に、助成金の支援がもたらす変革の影響を認識している。 CEIFと同様の目的を持つ後継プログラムを準備中で、2023年初頭に後継ファンドの申請手続きを開始する予定です。

当社のような天然素材は、「断熱効果があるだけでなく、その素材がカーボン・ネガティブであることも重要です」と、インディネイチャー社CEO兼共同創業者のスコット・シンプソン氏は述べました。

HTJ
循環型経済の方向、SDGsに確実に当てはまるヘンプ素材。スコットランドもカナダもスウェーデンもアメリカも、昨今、循環型経済を目指すファンドを支援する政府機関からの助成金がヘンプ企業へしっかりと流れます。以前の記事にもスウェーデンやカナダなどの政府の方針の中にもヘンプ企業に関連する企業への資金支援の割合が多いのが印象的でした。日本も目指すべき点としては、まずは既存の企業がヘンプの可能性と他国の状況から学び、そして、行政側は、助成金やファンドをヘンプに向けて整備し、政府機関とともに研究、開発を進めていくことで未来が一層明るく開かれるかと思います。他国に前例がたくさんあるので、良いところを真似て進めていきたいですね。コオロギへの投資は、ヘンプの次の次のまたその次でも、遅くはありません。

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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