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ヘンプトゥデイ・ジャパンがヘンプスニーカーをリリース

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この度、ヘンプトゥデイ・ジャパンは、チェコ共和国のファッションブランド「BOHEMPIA」の日本総代理店として、同ブランドのヘンプ100%スニーカーを日本市場に向けてリリースいたします。

 

オープン!! BOHEMPIAのストアはコチラ!!

BOHEMPIAは、2015年にTomas Rohal氏が創業したブランドで、「サステナブル」「ヴィーガン」をキーコンセプトに、ヘンプの優れた環境性能を利用したアパレル製品を展開しています。

同ブランドは、チェコで初めてPETAのヴィーガン認証を取得しており、その製品ライン全てにおいて動物由来原料を使用していないエシカルなブランドです。

 

目次

ヘンプの持つエコな特徴で環境に配慮

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ヘンプには、一般的なコットンなどの繊維と比較して、環境負荷が低い様々な特徴があります。

 

水:75%少ない水しか要らない

ヘンプは、コットンに比べてかなり少ない水で栽培することが出来ます。

世界自然保護基金(WWF)によると、たった1kgのコットンを得るために必要な水の量は20,000Lにものぼり、今後インドなどの棉花栽培が盛んな地域を中心に、人口爆発と並行して、深刻な環境破壊と水不足の原因になると言われています。同ホームページでは、現在インダス川に流れる水の97%がコットン栽培に使用されているという衝撃的な報告もなされています。

 

一方、ヘンプは同量の繊維を得るために使用する水の量を75%も削減する事ができるため、意識的にコットン製品をヘンプ製品に置き換えていく事で地球環境と生活環境の保全に繋がるのです。

 

農薬:95%少ない農薬しか要らない

その昔、成長の早いヘンプを飛び越える事で忍者が跳躍力を鍛えていたという逸話があるほどのスピードでヘンプは成長します。害虫に食い荒らされるスピードよりも早く大きくなるため、ヘンプ栽培には農薬がほとんど要りません。

 

こうした農薬は、土壌を疲弊させ、生態系を破壊し、地下に潜った後に河川へと合流し、私たちの飲料水をも汚染します。
現在のファッション産業のビジネスサイクルは、私たち自身の健康とトレードオフなのです。

 

土地:小さな畑からより多く穫れる

棉花は、その枝先につく花からしか繊維が穫れませんが、ヘンプは3mにも伸びる茎の表面全体から繊維を収穫する事ができます。そのため、同じ面積で両者を栽培した場合、ヘンプはじつに4倍もの繊維をもたらします。

 

生地としての優れた機能

ヘンプは環境に優しいだけではありません。実際に繊維として非常に優れた機能があります。

 

日本大学生物資源学部の赤星栄志博士の著書「ヘンプ読本」には、

ヘンプは、繊維の内部構造によって熱を逃がし、汗を乾かす効果のほか、天然の抗菌性を持ち、さらに紫外線遮断効果がある。

ヘンプ繊維は、繊維評価技術評議会の抗菌防臭加工の基準 2.2 を十分にクリアしている。(中略)抗菌性が高いのは、ヘンプ繊維の微細孔に酸素がたくさん含まれ、嫌気性細菌を生息させないからだと考えられている。

紫外線遮断率は、ヘンプ100%の布で99%以上ある。通常の綿布の30~90%と比較してもその遮断効果は大きい。

ヘンプ繊維は、繊維が細いだけでなく、繊維の中心に細長い空洞があり、繊維表面には無数のひび割れと小さな空洞がある。これによって吸湿性、発汗性が良く、体感温度で5度ほど涼しく思える。38度の炎天下でも暑さが苦にならないのである。天然繊維の中で、特に強くてしなやかな繊維と評価されている。

出典:「ヘンプ読本」築地書館 ISBN978-4-8067-1337-1

と、あります。

 

つまりヘンプで出来た靴は、天然の抗菌性があり、熱がこもらず、さらりとした履き心地で、非常に強くてしなやかである事が、科学的に証明されているのです。

 

新しい生活習慣、ベアフット

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ベアフットシリーズのKOLDA。薄いソールが特徴

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真上から見ると、足の指を開くスペースが確保され、足の形に沿ったデザインである事がよくわかる

 

皆さんは、ベアフットシューズという名前を御存知でしょうか?ベアフットとは、英語で「裸足」という意味ですが、近年、日本でもジワジワと増えてきているスタイルの靴で、地面を感じられるほど極端に薄いソールと、足先の指が自由に動かせる空間が確保されている事が特徴です。

 

現代人は、靴の技術の進歩とともに、急速に歩き方が「雑」になっていると言われています。必要以上にクッション性の高い高性能な靴を履き続ける事によって、膝を伸ばした状態で踵から着地する癖がついてしまっており、その結果、伸ばした膝から着地のショックが腰へと伝搬され、腰痛や骨盤の歪みなどの原因となっているというのです。

 

こうしたいわば生活習慣病とも言える問題の解決で注目を集めているのが「ベアフットシューズ」です。

 

あえて土踏まずのサポートやクッション性が無く、薄いソールの靴を履く事で、「足の裏全体で着地して、指先で蹴る」という人間本来の歩き方を取り戻し、健康になろうというアイディアです。

 

ベアフットシューズは、クッション性が低いため、履きだしてからしばらくは、慣れるまで違和感があるようですが、ベアフットシューズ特有の歩き方を手に入れてからは、他の靴を履く気がしなくなると言います。

 

そんな優れたベアフットシューズですが、まだ一部の健康意識の高い方々やアスリートなどが使用しているだけで、そのデザインもスポーツに寄った派手なものが大部分を占めており、カジュアルに普段使いできるものは、残念ながら多くありません。

 

BOHEMPIA のベアフットシリーズは、ベアフットでもお洒落を楽しみたい方々に最適のチョイスとなるでしょう。

 

環境問題解決の切り札、ヘンプ

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近年、環境意識の高まりと共に、ファッション業界にもその責任が問われるようになってきました。

 

実は世界のCO2排出量の10%以上をファッション産業が担っており、ファストファッションの登場と共に、「使い捨てる文化」や「早い流行のサイクル」、「大量生産、大量消費」を後押しして、消費量は右肩上がりに増え続け、大量のゴミやマイクロプラスティック、児童労働からの搾取など、多くの問題を生み出しています。

 

90日あまりで収穫でき、農薬を使わず、肥料すら必要ないヘンプは、カーボンフットプリントが極端に小さい理想的な作物です。その用途は繊維に止まらず、製紙、食品、医療、コスメティックス、生分解性プラスティック、そして燃料までと、無限に広がっています。

 

今、私たち一人一人の道徳が問われる中、環境負荷の高いコットンを卒業し、ヘンプを生活に取り入れる事から環境保全活動に参加する時が来ています。

そして、BOHEMPIAを選ぶ事で、あなたもそのムーブメントの一翼を担う事ができるのです。

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「私が作りました」のサインを掲げるBOHEMPIAの生産者。
労働環境に配慮し、原料調達から製造まで一貫してEU内で行われている。

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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