MENU
カテゴリー
緊急開催!今注目の【大藪裁判】徹底解説

米大統領選・両候補の大麻政策は?

画像

画像:引用元

 

 

先日アメリカでは、オンラインで民主党大会が開かれ、ジョーバイデン元副大統領が正式に指名を受けました。

 

 

対する共和党も党大会を開催し、トランプ氏の全面的に社会の分断を煽る内容で盛り上がっているようで、支持者たちの精神的な未熟さに唖然とさせられます。

 

 

統一候補争いで単独首位を走っていたバーニー・サンダース候補を擁立しなかった事で、民主党は2016年の選挙に続き、またも有権者を裏切りました。

 

 

なぜなら2016年の指名候補争いでも同様に、バーニー・サンダース候補が有力とみられる中、同氏の掲げる急進的な政策を警戒した民主党は、中道票を失うことを恐れて、ヒラリー・クリントンを擁立した過去があるのです。

 

その経緯は、マイケル・ムーア監督の「華氏119」に描かれているので、是非ご覧ください。

 

画像

画像:引用元

 

 

こうした「党の選挙戦略」と「民意」とが乖離している現状は、民主主義において重大な問題です。

 

 

バイデン氏は保守的な中道派で、対するトランプ氏は極右です。

 

 

つまり、どちらの候補が勝ったとしても、民主党が歴史的に党是としてきた左派的な政治が行われる可能性は、ほぼ無い訳で、バーニー・サンダース氏やエリザベス・ウォーレン氏などを支持し、選挙戦の中盤までを強力に牽引してきた「プログレッシブ(革新派)」やミレニアル世代などの民主党支持者たちは、選挙のみならず二大政党制という政治システム自体への失望の色を濃くしています。

 

目次

バイデン候補の大麻政策は?

画像

画像:引用元

 

 

指名候補争いでは失速気味だったものの、他の保守系候補の辞退が続く中で地滑り的に票を集め、結果として統一候補に選ばれたジョー・バイデン氏は、候補者の中で唯一人の大麻合法化反対派です。

 

 

ハーバード大學の調査で米国民の約70%が大麻合法化に賛成という結果が出ている状況を考えれば、この部分だけを切り取ってみてもバイデン氏の擁立が民意を反映していない事が分かります。

 

 

バイデン氏は先日、自身の当選後の政策を発表しました。その中で同氏は大麻政策に関して「大麻を非犯罪化し、過去の大麻関連の犯罪歴を即抹消する」と述べました。

 

 

画像

画像:引用元

 

 

つまりバイデン氏が当選すれば、アメリカにおいて大麻の所持で収監される事は無くなるということです。

 

 

彼が過去に行ってきた非常に厳しい薬物政策から考えれば、これでも進歩と呼べるのかもしれませんが、非犯罪化では「大麻産業の創出」は到底望めません。たとえ非犯罪化によって大麻で捕まることが無かったとしても、合法化しなければ、輸出入や銀行との取引、クレジットカードでの決済など、ビジネスとして成立させるための基本的なインフラが整備出来ないからです。

 

 

 

 

もちろん今後も、州単位での合法化は進んでいくものと見られますが、どうやら、これで全米での大麻合法化の夢は一旦消えたと言ってよいでしょう。非常に残念です。

 

 

しかし、中には明るい兆しもあります。

 

 

 

バイデン氏は、「医療大麻に関しては(全米で)合法化」を明言しました。これによって、数え切れない程の人達が救われる事になるかと思うと、それだけでも同候補を応援したくなります。

 

 

トランプ氏の場合

 

画像

画像:引用元

 

 

一方、トランプ氏は今年2月に、各州が施行している医療大麻制度を、連邦の捜査機関による取り締まりから保護するという、現在の政策を2021年に廃止する事を示唆しています。

 

 

つまり、1996年にカリフォルニアで認められて以来、一貫して増え続けてきた医療大麻患者に対し、連邦捜査官をけしかけるぞ、と脅しているわけです

 

 

同氏は、これまで3年連続で同様の法案を提示していますが、いずれも議会に一蹴されているため、今回も成立は無いものとみられますが、こうした時代に逆行する彼のアイディアには、全く呆れて物も言えません。

 

彼は、この一年前には「私は『多分』、各州の医療大麻制度を支持する」と発言していました。

 

舌の根も乾かないうちに、自身の発言と完全に矛盾する行動をとるような人物を、アメリカはなぜ大統領に選んだのでしょうか?全く理解できません。

 

しかし、彼は只の変節漢ではありません。世相に疎いバイデン氏とは反対に、トランプ氏は狡猾です。

 

画像

画像:引用元

 

 

先日トランプ氏は、ワイオミング州のスコット・ウォーカー前知事に対し、「もし投票に大麻合法化が議題として取り上げられたら、何百万もの予期していない投票者を集めることになる」と発言し、大麻合法化を政策論争として取り上げないよう、暗に求めました。

 

 

つまり、大麻合法化は無党派層の関心を集めてしまうため、可能な限り無視しなければ、こうした浮動票が流入して、政治が実際の民意を反映してしまう事を彼は恐れているわけです。

 

 

だったら今こそ民主党は、トランプ氏が恐れている大麻合法化を選挙公約に掲げて、大統領選を戦うべきなのではないでしょうか?

 

二人の求められざる候補者が争う事になった大統領選ですが、泣いても笑っても、11月の初めには、今後4年の世界の行方を左右する人物が誰なのかが決まります。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URL Copied!
  • URL Copied!

AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

目次
閉じる