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大麻法の変更に関するトランプ大統領の発言
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今年行われる大統領選のキャンペーンで陣頭指揮を取るトランプ陣営の補佐官はインタビューで、連邦レベルでの大麻法の変更に関するトランプ大統領の立場についての質問を受け、このように述べました。
同政権の方針は
大麻およびその他の、現在違法な薬物は違法のままであるべきだ
今年の大統領選におけるトランプ陣営の戦略的コミュニケーション・ディレクターであるマーク・ロッター氏は以下のように述べています。
マーク・ロッター氏の発言
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ますます多くの州が大麻を合法化しようとしていることを認識したうえで、ロッター氏は、ラスベガスのCBS系列テレビ局KLAS-TVとのインタビューで次のように述べました。
そうした薬物は、違法である必要がある。 それが連邦政府の政策です。 多くの州が別の道を歩んできたことは知っています。 大統領は、これまで連邦レベルでのマリファナに関する彼の見解をかなり明確にしてきたと思う。
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この問題について尋ねられたとき、最初の選挙キャンペーン中、そして大統領就任後も一貫して、トランプ大統領はこれまで、各州が独自に大麻法を設定する事ができる権利に対する支持を表明してきました。
彼は昨年はこのように述べていました。
これは非常に大きなテーマであり、現在、州がその決定(大麻合法化)を下すことを許可しています。 多くの州がその決定を下していますが、我々は、各州がその決定を下すことを許可しています。
しかし、トランプ政権の最初の検事総長は、地方の大麻政策を尊重するよう連邦検察官に指示するオバマ時代のガイダンスを取り消しました。
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トランプはまた、議会で承認された各州の医療用大麻法の保護を無視することができるという彼の権利を留保する声明に署名発行しました。
そのうえ、彼の予算要求はワシントンD.C.が大麻販売を合法化するために地方税を使うことを阻害する条項を含んでいます。
以前はホワイトハウスの大統領の特別なアシスタントとして働き、マイク・ペンス副大統領がまだインディアナ州知事だったときに勤めた事のあるロッター氏は、水曜日に公開された新しいインタビューで、次のように語りました。
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ラスベガス局とのインタビューの後半でロッター氏は、トランプ氏が署名したささやかな判決改革法案に言及し、今週初めに麻薬関連で有罪判決を受けた少数の人々に対してトランプ氏が発行した寛大な措置について触れ、元イリノイ州知事の汚職に関して減刑し、また詐欺で有罪判決を受けていた元ニューヨーク市の政策委員を赦免した事についても語り、「大統領は刑事司法改革を支持した」と述べました。
2020年の民主党大統領候補の中では、
大麻合法化支持
●エイミー・クロブチャー上院議員(D-MN)
●バーニー・サンダース(I-VT)
●エリザベス・ウォーレン(D-MA)
●元インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブーティジェッジ
●トゥルシー・ガバード議員(D- HI)
●ビジネスマンのトム・スタイアー氏
は大麻の合法化を支持しています。
ジョー・バイデン前副大統領とマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長は、どちらも大麻の合法化に反対していますが、大麻所持の非犯罪化や過去の大麻関連犯罪記録の抹消などのささやかな改革は支持しており、民主党の指名候補は全員なにがしかの形で大麻政策を緩和する方向である事は間違いないようです。
つまり、今年の大統領選挙の民主党候補は、誰が選ばれても「大麻解禁派」ということになります。
つまり、この記事でお伝えしたように、今年の大統領選挙でトランプ陣営が「大麻は違法」というスタンスで戦う事になれば、それは「共和党 vs 民主党」の戦いであるだけでなく、「大麻解禁派 vs 大麻非合法派」の戦いになる事を意味するのです。
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