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大麻クリニックの予約アプリのサービス開始
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タイ政府は、より多くの大麻クリニックを開設し、スマートフォンアプリを介して予約サービスを提供することにより、バンコクとその周辺地域の人々の医療大麻の利用促進を計画しています。
アヌチン・チャーンビラクル副首相兼保健大臣(Anutin Charnvirakul) は、同国保健省が、タイ伝統医学博物館(タイパビリオンビル)と、ノンタブリ県のタイ伝統医学および代替医療局に大麻クリニックを開設したと発表し、初日の8日には、約400人の患者に大麻オイルが無料で配布されました。
伝えられるところによると、ヘルスセンターにはすでに2,000人以上の待機リストがあるといいます。
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と述べました。
さらに副首相は、このサービスをさらに便利にするために、モバイルアプリケーション「TTMのDr.ガンジャ(タイ伝統医療の大麻先生)」を開発した事を発表しました。
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患者は、このアプリを通じてクリニックの予約が可能で、AndroidシステムとiOSシステムの両方で利用可能です。
「クリニックを訪れる患者は、医療履歴を提出する義務があり、医師による大麻の処方はタイ伝統医療局により厳重に管理されます。医師は、薬物乱用の問題を防ぐために、患者でない者に医療大麻を与えることを拒否する権利を留保しているため、患者が個人的に薬(大麻)を取りに行き、IDカードを提示することを強くお勧めします。」
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また保健省は、プラチンブリー県のチャオプラヤ・アバイブヘッフル病院の大麻クリニックの診療時間の延長と、ノンタブリー県のバマラスナラドゥラ感染症研究所に追加のクリニック開設を計画中です。
アジアの医療大麻市場規模 約58億ドル
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現在のところ、医療用大麻の最大の供給元は、保健省が運営するGovernmental Pharmaceutical Organizationですが、カセサート大学の大麻研究部長であるナタコーン・タナスは、同大学も約2.2トンの大麻を供給すると述べました。
大麻の栽培および販売は、国内産業の保護を目的に、2024年までタイの認可生産者に限定されています。
最初は、病院と研究センターのみが大麻の取り扱いを申請することが許可されていましたが、当局はタイ企業がライセンスを申請することを許可する方向で規則を見直しています。
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タイのプロヒビジョン・パートナーズによる昨年のレポートでは、アジアの医療大麻市場規模は2024年までに約58億ドルにのぼると予測しています。
2018年に法律が改正されて以来、約25のクリニックが試験的にパートタイムで運営されており、今後77のクリニックを開設し、各州に1か所の設置を計画しています。
そして現在、法律により、各世帯は最大6株までの大麻草を育てることが可能となりました。
バンコクの大麻クリニックで問診を行っていた公立病院長のプラサート・モンコルシリ博士は、
「マリファナは、答えかもしれません。少なくとも患者の生活の質(QOL)は改善されています。」と述べ、化学療法に関しての質問には「大麻は10年または20年の間服用してきた化学ベースの処方薬の副作用を減らすことができます」と応えました。
ヘルスセンターでは、1日に200〜300人の患者を診察する予定です。
脳性麻痺を患う、29歳のNuthjutha Ulpathorn氏は、歩くことや首尾一貫して話すことに障害がありますが、2か月前に政府の病院から大麻オイルを処方されて以来、彼女はその利点に気付き、「私はよく眠れるようになり、気分も安定しています」と言います。
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この政策は政府のトップの主導によって切り開かれています。
大麻解禁の急先鋒であるアヌチン・チャーンビラクル保健大臣(Anutin Charnvirakul)は、
と前置きした上で、同大臣は、バンコク郊外のクリニックを訪問した際、国が定める必須医薬品リストへの大麻の追加希望を表明し、
と述べました。
与党「タイの誇り党」を率いるアヌチン保健大臣は、農業収入を増やすために大麻生産の合法化を公約に掲げて選挙戦を戦い、2019年の総選挙で50議席を獲得しました。
引用元2:https://www.aseaneconomist.com/thailands-cannabis-clinic-offers-bright-future/