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「カナビス2.0」カナダが大麻成分配合食品などを解禁

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このところ米国を筆頭に販売禁止や店舗からの撤去が続いている麻成分配合食品(エディブル)ですが、カナダは今週、こうした製品を解禁しました。

 

現地では「カナビス2.0」と呼ばれている今回の措置は、以下の3つの分野の製品を解禁します。
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  • クリームや湿布、軟膏などの局所薬
  • ヴェイプ(電子タバコ)リキッドやオイル、ワックスなどの抽出物
  • 飲料や食品、菓子などのエディブル

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これらの製品は、喫煙よりも効果の発現が遅いかわりに長時間効果があり、そのため一定数のファンが居る様です。
同時に、睡眠障害や疼痛管理に大麻製品を利用する方々にとっては、こうした長い効果時間は福音と言えるでしょう。
また、喫煙に抵抗のある層をも取り込む事が出来る事から、大麻企業はエディブルを中心とした製品開発に力を入れています。
最近発覚したヴェイプが原因とみられる死亡事故などを背景に、エディブルに対する需要は伸びている模様で、IPSOSによる直近の調べでは、63%のカナダ人がヴェイプに対して懸念を持っており、70%がエディブルや飲料を代わりに選択すると答えています。
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こうした数字は非常に大きなもので、予想される市場規模は飲料が5億2900万ドル、抽出物が1億4000万ドル、トピカルが1億7400万ドルなど、結果として「カナビス2.0」は27億ドルの新たな市場を形成すると調査会社Deloitteは報告しています。
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とはいえ、ではカナダは今頃、また一年前の大麻解禁の時の様にお祭り騒ぎなのか?というと、それは12月のクリスマス頃までお預けの様です。
法律の上での解禁は17日ではあったものの、保健当局は製造業者に対して新製品の届け出から販売開始までに60日間の猶予期間を設けているため、実質的な解禁は早くとも12月の中頃になる予定です。
また、クッキーやキャンディーなどの製品単位でのTHCの含有量は10mgと定められており、ファンからは落胆の声も聞かれます。
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当局は子供の誤用を警戒しているため、パッケージは「シンプルで子供にアピールの無いもので、かつ子供が開ける事が出来ないもの」と定められており、こうした少ないTHC含有量は、当局の警戒感を反映しているとも考えられます。
引用元:オリジナル記事の為引用元はありません。

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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