今期の収穫シーズンにはヘンポイント社の農場で20人の労働者が従事有機ヘンプの農場を経営するヘンポイント社(チェコ共和国)は、2017年に8ヘクタール(約20エーカー)の面積で植付した4品種のヘンプの花を収穫、分類し、企業間取引を展開しました。
ヘンポイント社のCEO、ハナ・ガブリエロヴァ氏はヘンプの花の用途について次のように話しています。この花は、抽出用、お茶への加工用、あるいは「ノバコ」生産用となっています。「ノバコ」とは、イタリアやスイスで今年発売された、低THC・高CBDのタバコに似た原材料で、巻きたばこ状などさまざまな形で販売されています。
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この秋、ヘンポイント社の花の収穫量は8.4トンで、種子を主な収穫のターゲットとしていた2016年の収穫量である1トンから増加しました。ヘンポイント社が提供しているヘンプの花はCS、サンティカ、フェドーラおよびティグラの4品種となっています。
「昨年の花の生産力は非常に乏しいものでした」とガブリエロヴァ氏は話します。「今年は生産条件を改善し、原材料としての高品質なヘンプフラワーに焦点を当てました。」
ヘンポイント社では、種子についても今年6トンの収穫量を得ており、これらは全て、ヘンポイント社の農場や同社の位置するチェコ共和国のイフラヴァにある他の契約農家から手作業で収穫された有機認証の原材料となっています。 ヘンポイント社は、ヘンプが合法であり、輸送を快諾してくれる業者が利用可能な市場に大量輸送しています。
その他の顧客として、ヘンポイント社は有機ペレットとヘンプの花を、カナフェスト 2017でヘンプビールの最高賞を受賞したカナール(Kanar)社に供給しています。同社はまた、自社オリジナルブランドやOEM生産として、殻付き、殻なしの種子から作るお菓子、オイル、プロテインパウダー、お茶などを製造しています。ヘンポイント社は認証を受けた種子のブローカーでもあり、ガブリエロヴァ氏はヨーロッパで活躍する大麻やカナビス関連のコンサルタントの一人です。(HEMPTODAY 2017年12月27日)
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