米国では各州で大麻産業の発展が続いており、中南米諸国では産業大麻への転換がますます進んでいることを受けて、ヘンプトゥディはアメリカ大陸における拠点を拡大するための事務局を設立しました。
ヘンプトゥディは、世界中の大麻業界の主要ニュースを取り扱っており、ポーランドのヘンプトゥディセンターでは専門的な教育ワークショップ、セミナー、情報交換のイベントを開催しています。
「明白な動き」
「今回の事務局新設は大きな動きとなります」とヘンプトゥディのCEO兼発行者であるカート・レイハー氏は述べています。「米国の大麻市場には大きな制約がありますが、業界をリードする企業や人々、そして現在進行中の技術や研究のために重要なものなのです。」
レイハー氏によれば、米国国境の南側に位置するメキシコ以南の南米大陸における元々大麻文化が強い市場がおそらく最も重要になってくるとのことです。そして、ヘンプトゥディの新しい事務局は、カナダで大きく発展中の大麻産業にも一層注目するだろうとレイハー氏は語っています。
レンボルト氏を事務局長へ
ヘンプトゥディの米事務局は、起業家であるジョン・レンボルト氏によって運営されています。ジョン・レンボルト氏は、技術に関するバックグランドの強さと持続可能性への深い関心を手に、事務局長の任に就きます。
レンボルト氏はロサンゼルスにある技術系スタートアップ企業で働いていた2009年には「世界に広がる有機農場での機会」(WOOF)プログラムの下、ウィスコンシン州の農村にある有機農場で働くため研修休暇を取得しました。
その後、レンボルト氏は都心における持続可能な建築設計に関心を持ち、ヘンプクリートを利用した建築プロジェクトに取り組んでいます。2017年12月にはミズーリ州リバティーの民間住宅で、2018年初めにはオレゴン州のグランツパスにあるアプリシティ・ブドウ農園のワイン試飲ルームでプロジェクトを行っています。
環境配慮型建築プロジェクトの本部として
ヘンプトゥデー南北アメリカ事務局は、レンボルト氏の環境配慮型建築物再生試験プロジェクトを行う、ミネソタ州ダルースにあるフォートに本部を置く予定です。
「ジョン(レンボルト氏)は補填が必要なスキルセット、コミュニケーションに関する深い理解、そしてヘンプへの心からの情熱をヘンプトゥディにもたらしてくれます。」とレイハー氏は話しています。
レンボルト氏はヘンプトゥディのポートフォリオとして、新メンバー募集、取り扱うニュースの方向性の検討、動画およびオンラインによる学習機会の開発を考えています。また、新しいメディア機会を探索し、主要なメディアアカウントとの関係を運用してくれるだろうとレイハー氏は述べています。(HEMPTODAY 2018年2月27日)
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