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お茶市場にギャラクシーインパクト、欧州で「大麻の葉」が完全合法化、早速スイスなどから営業メールが届いてます

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ヘンプの葉に関するEUの法的に合法化確定、お茶市場の活性化に期待大

花から分離されたヘンプの葉は伝統的な食品であり、ヨーロッパで販売されることが可能であると、欧州委員会がついに明確に合法化しました。

この決定は、欧州委員会の作業部会から出されたもので、EU加盟国内および国間でのヘンプティーやティー類似製品の自由な取引の合法的な道筋を明確に示しています。

ヘンプの葉は、昨年の62日から、EUの文書に明示的に伝統的な食品として記載されています。この判決により、農家、卸売業者、小売業者にとって追加の収入源となるはずです。

デュッセルドルフに本社を置くHempro Internationalのマネージングディレクターで、ヨーロッパ工業用ヘンプ協会(EIHA)の会長であるダニエル・クルーゼは、「ブリュッセルからのこの決定が、ついに我々の業界に新たな推進力をもたらし、売上の大幅な成長をもたらすでしょう」と述べています。

EIHAとは、ヘンプ産業の法的・規制環境に関する問題を解決するためのヨーロッパ規模の機関です。

CBDのような新規食品分類ではなく、伝統食品として

1998年には、欧州委員会がヘンプ栽培に関する規則を明確化し、花や葉を含むヘンプの派生物の販売を許可する指令を出しています。

それ以前にも、EU各国では個々に産業用ヘンプ製品が合法化され、特に1993年のオランダ、1996年のドイツ、1998年のフランスが注目されています。

現在、ヘンプの葉を麻薬でもなく新規の伝統的食品と明確に法律で指定している加盟国には、オーストリア、ルクセンブルク、ポーランド、チェコ共和国、スロバキアが含まれます

また、EU非加盟国のイギリスもヘンプの葉を伝統的な食品と考えています。

さらに最近では、2019年の欧州司法裁判所の判決により、ヘンプの葉と花は麻薬ではなく、したがってEUでの販売が合法であるという事実がさらに明確になりました。

大手お茶メーカーも参画可能な時代へ

それにもかかわらず、ヘンプの関係者たちは何年もの間、一部の国の当局がヘンプの葉(および花)について誤解を持っているという状況下で活動しており、経済的損失、家宅捜索、逮捕といった事態に見舞われてきました。

混乱の中、大手の従来の茶製品の生産者たちはヘンプティーから遠ざかり、ヘンプの葉の市場が制限されていました

「我々の科学的かつ歴史的証拠が偏見に打ち勝った、EIHAは、ヘンプの葉が特にティーとして、1997年以前に複数のEU加盟国で伝統的に食品として消費されていたことを疑いの余地なく証明することができました。」とクルーゼ氏は語っています。

EIHAがずっと訴えてきたヘンプティーの件:EIHA-collection-of-evidence-leaves-202206.pdf

1997年以前にヨーロッパで消費されていない食品は新規または「ノヴェル」食品と考えられ、欧州食品安全機関からの承認を得なければ販売することはできません。

たとえば、ヘンプの花から製造されるCBDは「ノヴェル」食品と判断されました。

補足:ノヴェル食品とは、欧州での新食品認可制度のことで、1997年以前にEUでの食品としての消費経験がないものに対して適用されます。

「へンプの葉は麻薬ではない」by 連邦裁判所

ほとんどのEU諸国はヘンプの葉に対して寛大な姿勢をとっていますが、ドイツの当局はより厳格であり、混乱している一面もあります。

その一例として、2021年にブラウンシュヴァイクのヘンプティー販売業者が、同社の製品が麻薬性質を持つとの誤解に基づき、ドラッグトラフィッキング(違法薬物の取引)で起訴された事件があります。

後にドイツの連邦最高裁判所(BGH)はブラウンシュヴァイクの会社に対する告発を取り消し、地方裁判所の判断を覆しましたまた、一部のドイツの州では、ヘンプの葉をノヴェル食品として扱おうとの試みもありました。

1996年に早くもデュッセルドルフの小売店でヘンプティーを販売していたクルーゼ氏は、2021年にドイツの連邦消費者保護・食品安全事務局(BVL)がヘンプロ・インターナショナルのオーストリアからドイツへのヘンプの葉の輸入申請を拒否した際、同社が槍玉に挙げられることになりました。

現在、同社は商業権の侵害についてBVLを裁判所に訴えています。その主張の中で、ブラウンシュヴァイク事件における連邦裁判所の判決は、ヘンプの葉が麻薬ではないと明言しており、したがってその販売を消費者に対して禁止すべきではないとしています

HTJ
集部あとがき。注目すべき点は、早速、このヘンプティーを「よく眠れるお茶」として、スイスや他の欧州企業が営業してこられてます、早いですね〜。この販売促進が確信して促進できる背景としては、「伝統食品」として合法化されたことが大きいです。つまり、CBDの食品化はいささか規則が明確になりそうでならなかったりと不安定な状況は続きますが、「ヘンプの葉」に、それは無いという点が大きいです。さて、世界30ヵ国に販売展開をしている伊藤園さんあたりは、おそらく、すでにキャッチアップ済みでしょう。「お〜い、麻茶」、作ってくれることを期待してます。さて、このヘンプティー事業ですが、多くの事業者様も取り組みをお考えの事業かと思います。日本の飲料メーカー各社さんも目がギラついておられるのでは無いでしょうか。大麻取締法改正での部位規制緩和に伴って、このヘンプティーが解放されるとするのであれば、巨大お茶市場の開放が目下にあります。ヘンプティーからあらゆる健康効果を享受できるのは言うまでもなく、何が一番大きい影響があるのか、、それは、これまで大麻の正しい情報が届かなかった層でもある「こたつでお茶を飲まれながらテレビを閲覧されている選挙権が強く厚い大麻無関心層」、つまり、完膚なきまでのマジョリティ層の日常、ご家庭にリーチが大変しやすくなってきます。「お茶」だったら手に取りやすいかと思われます。その上で、1番のポイントはそのヘンプティーにはそれなりの「効果実感が伴う」という点です。ここが肝です。この先、誰もがご存知の緑茶など、それくらいの認知度くらいまで上り詰める可能性が大いに期待できます。もしかしたら、爽健美茶の中にしれっと入ったり(はとむぎ、玄米、大麻草、そーけんびちゃ。みたいな。)、、、と、とてつもない健康日常化へのお茶インパクトが、まずは欧州から始まりそうです。このお茶シーンこそ、日本はより広めやすいですよね、なので、やっぱり「日本の大麻茶ブランド」を作るべきでして、(日本の伝統お茶技術を用いたら良質な大麻茶ができる気がします)それを国内で販売拡大も勿論ですが、世界に輸出していけるようになったら、なんて素晴らしいのだろうと、楽しい未来を妄想してしまいます

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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