手ごろな価格のヘンプ住宅を
バンクーバーを拠点とするGlobal Hemp Group(GHG)社は、コロラド州の664エーカー(約268万㎡)の土地を購入してヘンプを栽培し、最終的にはヘンプを原料とした住宅を建設する契約を取り交わしたと発表しました。
この土地は、GHG社の子会社である Innovative Hemp Technologies(IHT)社が推進するコロラド州のHemp Agro-Industrial Zone(HAIZ)プロジェクトに使用されます。
GHG社のウェブサイトによると、このプロジェクトは、持続可能で手ごろな価格の住宅を建てるために、ヘンプを使った建設資材の可能性を実証することを目的としています。
圃場から製造工場、モデルハウスまで全てが集まる複合施設を建造
GHG社のプレスリリースによると、今回の用地買収は今年3回目の買収で、州北西部のヘイデン近郊で計画されている複合施設の建設のためで、保有する土地の総面積は約874エーカーになります。
GHG社は、昨年5月に2回に分けて、コロラド州の同地域にある合計約220エーカーの土地を購入しました。
同社によると、44エーカーの土地を使って、ヘンプの建築用品の展示やヘンプ建材の普及活動を行い、そのうち30エーカーはヘンプ栽培の試験を開始する予定だといいます。
現在、モデルハウスのほか、大型倉庫、剥皮と製品化の設備、ショールーム、事務局の設置などの計画が進められています。またプレスリリースによると、温室や実験施設の建造も計画されているとのことです。
水道インフラも買収
GHG社は5月、アリゾナ州のスティームボートスプリングスにあるPrescient Strategies Group, LLC社との非公開の第三者取引により、コロラド州の水道インフラを買収し、Western Sierra Resource Corporation社の4,000万ドル以上の水資源を掌握した、と発表しました。
GHG社は、カナダ証券取引所、米国OTC取引、フランクフルト証券取引所に上場しているペニーストック企業です。
引用元;https://hemptoday.net/canadian-group-contracts-to-buy-more-land-for-project-in-colorado/