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チェコ下院がヘンプのTHC基準値1%法案を可決

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[Photo: Radio Prague International]

 

産業用大麻(ヘンプ)のTHC制限値を1.0%に設定し、CBDベースの天然抽出物を食品として合法的に販売するための法案が、チェコ共和国の下院(代議院)によって承認されました。

 

この変更は、チェコの大麻産業にとって重要な道標となる、医療大麻製品の認可栽培や加工、および輸出も合法化する法改正をも含む、より広範な法案の一部です。

 

法律の改正案のパッケージは、患者の大麻へのアクセスとハームリダクションの点で、チェコ共和国をヨーロッパの最先端に押し上げます。この改正案は先週、議会の下院によって承認され、すべての主要な政党の間で幅広い支持を得ました。

目次

最終承認が必要

法案は依然として上院を通過し、ミロシュ・ゼマン大統領の署名が必要ですが、同国の情報筋は、この法案が成立する可能性が非常に高いとしています。もし上院でも可決されれば、同法は2022年1月に発効するとみられています。

 

「ヘンプのTHC濃度に関する新しい規制は大歓迎です」と、チェコのヘンプ企業 Hempoint の Hana Gabrielova CEO は述べています。 Gabrielova氏は、この進展は「医療大麻とヘンプの支持者にとって大きな勝利である」一方で、変更の最終的な制定を終えても、規制を設定するプロセスにも多くの作業が必要になると述べました。

「私たちの総選挙は秋に予定されており、新しい規制が最適な方法で実施されることを確認するために、政府と協力して懸命に努力する必要があります。多くの詳細はまだ打ち出されていません」と同氏は言います。

ヘンプ製品にもTHC1%基準を適用!

先週可決された措置によると、栽培地で行うテストでの大麻草のTHC制限値を1.0%に設定する事に加えて、THC1.0%未満の大麻製品は中毒性のある物質とは見なされず、小売店で自由に入手できることになります。

チェコ議会が産業用大麻のTHC制限値を1.0%に設定した場合、2つのことが行われます。

第一に、この動きによって、昨年末に産業用大麻のTHCの上限を従来の0.2%から0.3%に再設定した EU と同国との整合性が取れなくなります。この新しいEU制限値は、2023年に発効する予定ですが、今回のチェコの基準値は更に高く設定されています。

 

またチェコ共和国は、1990年代にヘンプが再注目されて以来一般に受け入れられている0.3%の世界基準を破り、1.0%THC基準を確立している国々の一つとなります。より高いTHC基準は、日照時間や気温などの様々な条件が原因となってTHC制限を超える可能性があるヘンプを生産する農家に、違法作物とならない余地を与えます。

 

さらに重要なことに、CBD含有量は大麻草中のTHC量に比例して増加するため、この変更はCBD抽出プロセスの効率を引き上げ、チェコの栽培業社と加工業社にとって、ヨーロッパの競合他社と比較して決定的な利点を与えます。

CBDに明確な道すじ

また、今回提案された変更の下で、アイソレートやティンクチャーなどの抽出物の販売が許可され、欧州連合が昨年末に天然由来のCBDに関するガイダンスを明確にした事に続き、チェコも食品としてのCBDベースの抽出物の合法的な販売への道が開かれます。

 

EU諸国は、昨年の欧州司法裁判所の判決に従って、法律と規制を調整する過程にあります。これはフランスの訴訟で「ヘンプ由来のCBDは麻薬と見なされるべきではなく、そのEU加盟国間での商取引は自由であるべき」との判決が出た事に端を発しています。この判決により欧州委員会は、EU加盟国においてヘンプは麻薬と見なされるべきであるという以前の立場を覆しました。

市場を開く

更新された法律の下では、認可を受けた企業に医療大麻製品の製造が許可される可能性があります。この法案の支持者たちは、この変更により、競争を通じて、製品の入手可能性と多様性が拡大し、患者にとって確実に価格も抑えられると述べています。

 

現在の法律では、医療大麻の栽培と国外での製品の販売は、厳しく管理された入札プロセスの下にあり、輸入は厳しく制限されています。これまで、国内の医療大麻生産者であるElkoplast Slušovices.r.o. と販売業者である Alliance Healthcare s.r.o.のみが、国の薬物管理機関の下でチェコ製の医療大麻の流通を許可されていました。他の少数の企業が海外から医療大麻を輸入しており、2つの販売業者が同国内の薬局に供給を許可されています。

 

チェコ共和国は、大麻法に関してヨーロッパで最も洗練された国の一つで、2010年から施行されている現行の措置の下では、個人の大麻所持は犯罪とはなりません。

保険会社は医療大麻の費用負担が義務

2013年から、医療大麻はチェコ共和国で合法的に利用可能になっていますが、大麻の処方システムは2018年に開始され、現在急速に成長しています。このセクターは、医療大麻の費用の90%を保険会社が毎月30gまでカバーしなければならないことを義務付ける法律によって大幅に後押しされ、この大麻の月間最大処方量の合計は180gです。

 

これまで1月から4月の間に、2,419人以上の患者が31.6kgの医療大麻を処方されました。これは2020年の同時期に処方された量の2倍です。成長はダイナミックですが、チェコの大麻支持者は合法的な医療大麻製品にアクセスする患者の数は非常に少ないままであり、 昨年、国の人口約1,000万人の推定0.04%が医療大麻の処方箋を発行されました。

 

先週可決された法案は、医師と患者のプロセスを容易にするために、国の電子処方システムを更新することを求めています。

 

引用元:https://hemptoday.net/czech-parliament-advances-bill-that-would-set-thc-limit-for-hemp-at-1-0/

 

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HempTODAYJAPAN編集部です。HemoTODAYより翻訳記事中心に世界のヘンプ情報を公開していきます。加えて、国内のカンナビノイド業界の状況や海外の現地レポートも公開中。

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