ポーランドの大手ヘンプ企業HemPolandgが弁明するチャンスを全く与えられずにFacebookのページをブロックされた、とHempTodayに語りました。
HemPolandの創設者マチェイ・コワルスキー氏は「ポーランドのすべての大麻関連企業が、過去に広告を拒否された経験を持っているが、しかし以前は、最低でも説明の機会はあった」と話しました。HemPolandは垂直統合型ヘンプ企業で、地元の農家とヘンプの栽培契約を結んでおり、食品や健康製品を製造しています。
「過去に私たちの主張が受け入れられなかった場合でも、少なくとも誰かが聞く耳を持ってくている感じがあった」と、コワルスキー氏は今回のFacebookによる広告拒否について語りました。Facebookは、ポーランド語で大麻を意味する言葉「konopie(コノピー)」の使用を明らかに禁じています。これまで同社は、過去に警告を受けた事も、苦情を受けたこともなかったと言います。彼は、Facebook通知スクリプトの「アピール」のメカニズムは、説明の機会や、Facebook側と対話を開始する可能性を提供してくれなかったと語りました。
Facebook、Google絡みの広範な問題
ポーランドのこの一件は、世界的に産業用大麻業界がソーシャルメディアサイトで直面する広範な問題を反映しています。特にGoogleとFacebookといった最も強力なソーシャルエンジン2社は共に、広告に「ヘンプ」という言葉を使用することに関し、それぞれ独自の全く統一性のないポリシーを掲げています。Facebookの規約が、その国の言語レベルで解釈される場合、混乱はさらに深まります。アメリカのヘンプ企業は、時折Facebookにブロックされると話していますが、今のところ、その大部分は弁明に成功しています。
ポーランド中北部のエルブロンクにあるHemPolandは、主にCBD(カンナビジオール)製品のCannabiGoldを主に製造し、短期間にヨーロッパ8カ国に流通経路を構築しました。同社はまた、アメリカでCBDをバルク販売しています。それでも、ポーランド国内でポーランド語によって積極的に市場を開拓する能力は、会社にとって急成長を維持するための根幹を成すものだ、とコワルスキー氏は語りました。
(HEMPTODAY 2017年10月30日)
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