米国コロラド州に住む夫婦が、米国で初となる機能性食品及び医療大麻の研究・治療施設を建設中と話しています。
元騎手のジョン・ライオンズ氏と、その妻で公認看護師のジョディ氏は3年前に、彼らが所有する70エーカーの牧場にコロラド・ヘンプ研究所(CHI)を建設し始めました。この施設には現在、数カ所の屋内栽培場と会社オフィスがあり、研究施設が建設中です。
野心的な拡張計画
ライオンズ夫妻はさらに、検査施設とCBD(カンナビジオール)オイル抽出施設、食品製造工場、医療研究施設、医師駐在の会社スタッフオフィス、日帰り温泉、さらには施設内レストランに食材を提供するオーガニック食品栽培にまで拡大する計画です。また、この計画の中には、ヘンプ特産品の小売店や、介護付高齢者用集合住宅、終末医療センターが含まれています。
夫妻は現在、民間企業、研究者、医師、投資家と戦略的な協力・提携を進めることに集中していると話しています。
有名な騎手
ジョン・ライオンズ氏はこれまで、馬術指導者として40年間勤め、雑誌を発行し、また、米国の地域情報チャンネルRFD-TVの番組『My Perfect Horse』を制作しました。
昨年、ライオンズ夫妻はコロラド州パラシュートにある広大な馬の牧場を売却し、退職する予定でしたが、土地に興味を示したある買主がきっかけで、ヘンプ及びCBD事業に目を向けるようになりました。展示会に参加した事で二人は刺激を受け、牧場をそのまま維持し、ヘンプ事業への転換を決断しました。
CBDについての教育
「私たちは長い間、いろいろな方法で人々を支援してきました。そして、それがしっくりくると感じていました」とジョディ・ライオンズ氏はCBDベンチャー参入について語った。CHIは、ヘンプが提供する健康効果について大衆に教育支援をすることが目的です。
「人々が健康維持・医療にCBDオイルを使わない理由は、それを理解していないからです。CBDオイルについて全く知識がないのです」とジョン・ライオンズ氏は語りました。
施設は現在、社内カンナビノイド治療専門家とのカウンセリングを提供している。また、独自のクローン苗、種子、CBD配合商品を販売・流通させています。
(HEMPTODAY 2018年3月9日)
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