ヘンプは南オーストラリア州に年間300万ドルの恩恵をもたらす、とティム・ウェッツトン第1次産業大臣及び地域開発大臣が、同州での試験栽培プロジェクトの調査に基づき述べました。
「現在の予想に基づけば、5年以内に南オーストラリアで拡大するヘンプ産業は、年間300万ドルの出荷価値となると予測されています。」とウェッツトンは述べ、農家にライセンス供与を許可した州政府の決定を称賛しました。
大臣が試験場を見学
ウェッツトン大臣は、2つのヘンプ・プロジェクトを見学しました。1つ目はカイビーボライト自治体にあり、2つ目は南オーストラリア州のリバーランド地区にあるロクストンの北へ3時間離れたところにある施設です。ここでは、研究者はヘンプの栽培と収穫に関する要因を調べています。これらの試験は、南オーストラリア州で初めてのものです。
南オーストラリア研究開発院 (SARDI) とともにプロジェクトを率いるマーク・スキューズ氏によると、同様の研究が2つのサイトで、わずかに違う条件で行われています。研究は主に、農家が最大の収穫量を最大に得るための播種時期を理解し、全草収穫に関する指標を得ることが目的です。
研究の進捗
アデレード大学のチームが穀物の栄養価を調べており、オーストラリア連邦科学産業研究機構 (CSIRO) は、穀物内の繊維量を研究しています。
ヘンプは、昨年までは違法でしたが、プロジェクトでは人間が消費するためにも栽培されています。
予備研究の結果は、2つのサイトで栽培された植物間のサイズの違いを示しました。スキューズ氏は、この結果はカイビーボライトのサイトの、より密な土壌によるものであると述べ、ロクストンのサイトでは、より穏やかな気候が、より大きい植物をもたらした、と付け加えました。両サイトは定期的に灌漑されています。
(HEMP TODAY 2018年5月1日)