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緊急開催!今注目の【大藪裁判】徹底解説

インタビュー:クラフトCBDビール醸造家・坂本氏に訊く

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Yosuke Koga

先日お伝えした、高級クラフトビールメーカー “August Beer” と、自然派に拘ったラインナップでお馴染みのCBDブランド “ENDOCA” がタッグを組んで作り上げたCBDビール

WINK CBD Craft Ale powered by ENDOCA」。

 

その製品発表会が、東急プラザ銀座にある NewsPicks New Cafe で開かれ、説明会とともに試飲も出来るという事で、私たちHTJも参加して、生みの親である醸造家の坂本さんにお話を伺ってきました。

 

キリンビールから独立し、日本発の本格クラフトビールメーカー「アウグスビール」を立ち上げた坂本さん。

 

レセプションで御多忙の中、時間を割いていただき、生産工程の秘密など、なかなか聞けない貴重なお話も、包み隠さず聞かせていただけたので、その一部を映像でご覧ください。

 

Wink Technologies Inc.の情報はこちら

 

目次

坂本氏に訊く

キリンビール在職時に、自信満々の会社から「アメリカでラガーを売ってきなさい」との命を受けて、米国へ渡った坂本さん。
当時のアメリカは、水っぽいビールが主流で、味の強い日本のビールは全く売れなかったと言います。
そこで、「料理と一緒に酒を楽しむ」という日本文化自体を輸出しない限りは、日本のビールは売れないと判断。寿司レストランをプロデュースし、消費者を啓蒙することで成功を収めます。
帰国してからは、バドワイザー・ジャパンに籍を移し、逆に日本でアメリカのビールを売る事に。
またも降りかかった難題でしたが、今度はバドガールのブームに乗って、バドワイザーでも成功を収めました。
その後、日本の画一的なビール文化に一石を投じようと、アウグスビールを立ち上げ、現在に至ります。

アウグスビール:代表取締役 坂本健二

1954年生まれ
慶應義塾大学経済学部卒
キリンビール株式会社入社。
在職中にウィスコンシン州立大学経営大学院へ留学、MBA取得。
キリンUSA副社長、バドワイザー・ジャパン営業統括本部長、ベンカイザー・ジャパン社長、
ジャーディン・ワインズ・アンド・スピリッツ常務取締役を経て、平成16年アウグスビール株式会社を起業。

 

 

HTJ:
本日は、お招きいただきまして、ありがとうございます。料理にもヘンプとCBDを取り入れた素晴らしいレセプションで、感動しました。

 

坂本氏:
本当はね、文字に書いてもなかなか伝わらない部分もあるので、(工場に来て)醸造工程もしっかりと映してもらって、化学的に何が起きてるかを見てもらえたらいいと思いますね。

 

HTJ:
今回、こうしてCBD含有ビールが出来上がったわけですが、どういった形でCBDを添加しているんですか?

 

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WINK CBD クラフトビールのサーバーから丁寧に注ぐ一杯

 

坂本氏:
CBD は(加工しない限り、水に溶けないので)グラスビールには入れられないんです。

 

出来てしまったものには入れられない。

 

秘密は、ホップとの相性です。

ただビールに入れただけ。っていうのは、なかなか商品にはならないですよね。

 

やっぱりホップが持っている油分と、しっかりと油同士で結合していく。油同士だと結合しやすいんですよ。そういうことがあってはじめて、泡としてちゃんと再現できるような効果になってくるのだと思います。

そうじゃないと、ビールにそのまま垂らしてしまうだけでは、膜が張って終わってしまいます。

 

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WINK CBD クラフトビールのボトルセット。高級感のあるパッケージも素晴らしい

 

HTJ:
こういった自然な形で、作る工程でビールにCBDを入れることができたというのは、「脂溶性だからできるんだよ。」ということを聞いた時には目から鱗でした。

「そんなことが可能なんだ」と思いました。

 

坂本氏:
水溶性であればもっと楽です。

ただし、これ(CBD原料)はオイルですから、ヘンプオイルを入れるのが難しい。

水溶性を入れるだけでは、私はつまらないと思います。

 

水溶性を入れるんだったら日本酒です。

私は日本酒を考えています。

私は、「こがらし」という日本酒のブランドを持っていますので。

そこに CBD を入れるという時にはどうするかな、、、?

乳化のステージが必要かな?とか色々様々考えます。

 

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イベントオープニングのレセプションの様子

 

HTJ:
本当に化学ですね。

 

坂本氏:
そうですね。温度だったりとか触媒だったり、とかで水溶性もずいぶん変わってくると思うので、その辺は日本酒でやるならば、日本酒の醸造家と話さないと分からない。

 

ビールであれば僕は分かるんですけれど、日本酒は難しいですね。

 

HTJ:
CBD の話が持ち上がった時には、

「CBD 製品を、ビールで出来ないだろうか?」

という相談がきた時には、

「どのタイミングで CBD を入れたら、こういうものが出来上がるだろう。」

というのはパッと頭に浮かんだんでしょうか?

 

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WINK CBD クラフトビールに使われている原料供給元のENDOCA製品も会場に並んでいた

 

坂本氏:
それは正直言って浮かびませんでした。

 

世の中のお酒でビールだけが泡ができるわけなんですね。

この泡って、ホップが持っている油分が界面活性剤になって泡ができているんですが、

そのルプリンという物質が持っている樹脂があるんです。

 

それがあるから「CBDオイル行けるな」っていうのは直感的に思いました。

ただ、「どのステージで CBDオイルを入れたらいいのか?」は、その後のステップですね。

どれぐらい入れるとか。

 

これは入れすぎてしまうと、やはり分離してしまうと思うんです。

なので最適な濃度というのがきっとあると思っていました。

 

ちょうどいいことに、大人が CBD を取るのに最適な摂取量っていうのが、1日に10mg と言われているので、それはまず入れたいなという考えがあって、実際に入れられた。

 

ただ問題はですね。

1000キロを作らないといけないということです。1000ℓです。

 

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会場で振る舞われた おしゃれな アペタイザー。
ヘンプシードやプロテイン、そしてCBDを使用している。

 

HTJ:
それは何故なんでしょうか?

 

坂本氏:
混ざりやすいからです。ここでグラスに入れても駄目ですよね。

要するに、デカイ単位で作らないと、うまくできない気がします。

 

HTJ:
混ざらないということでしょうか?

 

坂本氏
丁寧に作れないということです。

1000ℓぐらいの大きさだと、現物を見ながら作業ができるんです。

 

HTJ:
そうなんですね〜。では効果についての考えは、どうだったんですか?

 

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商品へのこだわりを紹介する August Beer 代表の坂本氏

 

 

坂本氏:
CBD とホップの相乗効果みたいなものがありそうですね。というのは話し合っていました。

 

HTJ
それは確かに感じます。実際にこうして飲んでみて、今まで摂っていた CBD の体感とは、違うように感じています。

 

坂本氏:
ホップも薬草なので、同じ薬草同士が掛け算みたいになっている可能性があるというふうに思います。

アントラージュ効果と言えるかもしれません。

 

ドイツでは妊婦がビールを飲むことを勧められていますよね?

胎児にカルシウムが取られてしまう。なので産後の骨粗損傷にも予防として、妊娠中でもビールを取っていると、女性ホルモンがちゃんとできてカルシウムが減らない。という風に言われています。男性はハゲないためにホップシャンプーっていうのがあります。

頭のてっぺんは女性ホルモンで、横は男性ホルモンだから薄くなってきたらホップシャンプーを使うっていうぐらい薬効が高いと言われています。

 

それと CBD はとても近いように感じます。

植物が持っている自己防衛本能、機能が合わさると余計かけ算になるんじゃないかなというふうには思います。 

みなさん、お酒を飲むときは、CBD摂られてるでしょう?

 

HTJ一同:
はい。それはもう、習慣になってますね。

 

坂本氏:
そうでしょう(笑)。すっきり飲めて、目覚めも良いというようなね。

それが、これ(Wink CBD Ale)には既に入ってる訳です。

 

HTJ:
本当に素晴らしい製品だと思います。

 

坂本氏:
これが良い形でキチンと売れて、継続して製造していけるキャッシュフローが生まれる事を願っています。

 

HTJ:
本日は、どうもありがとうございました。

 

Yosuke Koga

インタビューを一部、御紹介しました。いかがだったでしょうか?

 

 

私は、アメリカに住んでいた頃からクラフトビールに目がなくて、それ以来、新しいものを見かけると必ず飲んでみるのですが、この Wink は、掛け値なしにトップクラスの味わいでした。

 

 

一口目から、奥行きがあるのにヘビーではない、すっきりとした飲み口で、最後まで美味しく飲める上品なビールです。

 

この後も、リラックスした雰囲気の中、出来上がったばかりの Wink CBD Craft Ale で喉を潤しながら、坂本さんに楽しいお話を沢山聞かせていただきました。

 

 

また、醸造の現場への取材のお誘いまで頂いたので、ぜひ足を運んでみたいと思います。

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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