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プレハブのヘンプクリートハウスで、また新たな偉業を成し遂げたDun Agro

プレハブのヘンプクリートハウスで、また新たな偉業を成し遂げたDun Agroブライアン・フーリハン | HempToday – 歴史あるヨーロッパのヘンプ企業Dun Agroが11月30日にプレハブのヘンプクリートハウスを完成させ、また新たな偉業を成し遂げました。

「これは新たなプレハブ工法で建てられた、初のヘンプ建築です」と、HempCalモジュラー建築システムの開発において、小規模のデモ建築を複数造ってきたオランダ企業Dun Agroの創業者であるアルバート・ダン氏は述べました。

この2階建ての家の壁および屋根部分はDun Agroの施設があるオランダ北部アウデ・ペーケラで制作されており、大規模なヘンプ建築の可能性を示すものだとダン氏は言います。

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ヘンプのメインストリームを動かす

「私としては、ヘンプ建築を一般の建築業界が利用できるようにするためのプロセスづくりが重要でした」世界中のヘンプ建築プロジェクトを視察し、その大半がプライベートかつ小規模なものであることを目の当たりにしてきたダン氏はそう言います。

特にオランダでは、建設業界はプライベートな個人建築よりも、大規模なプロジェクトをベースにする傾向があるとダン氏は言います。

HempCalシステムは木製のフレームをベースに、ヘンプの破片、水硬性石灰と水を混ぜ合わせて建築素材が作られます。2ヶ月の乾燥期間の後、建築現場での使用が可能となり、大幅な施工期間の短縮と、プロセスの大きな効率化をもたらします。

「最高級」の素材

「健康的な室内環境を生み出すオーガニックな断熱建築のための最高の素材です」と、ダン氏は言います。

今後、電力供給のためにソーラーパネルが設置される予定ではありますが、HempCal素材の優れた断熱性のおかげで、暖房も通常より比較的弱めで済むと言います。

同氏によると、持続可能でエネルギー中立的な建築への需要が高まっているなかで、政府関係者もこのプロジェクトに対して協力的なようです。

耐震建築

Dun Agroがヘンプを栽培しているオランダ北部では、ガスの掘削が原因と見られる地震の影響で、土地所有者が建物への損害を被っています。

「政府はこの地域における新たな耐震建築の提供という、大きな課題に直面しています。これに関して、ヘンプは優れた解決策になります」

ダン氏によると、同社はすでに3軒の新たなプレハブヘンプハウスの建築を行っており、今後数ヶ月で完成が予定されています。他方で、より大規模なプロジェクトの開発者からも注目を集めています。「現在、オランダで初めての小規模なヘンプ地区を誕生させる計画について話し合いを進めています」

ヨーロッパの先駆者

プレハブのヘンプクリートハウスで、また新たな偉業を成し遂げたDun Agro

アルバート・ダン氏

ダン氏は、1980年代にオランダへのヘンプの再導入に尽力した最初の農家の1人でした。以来、彼は業界の近代化の中心人物であり続けてきました。

テンサイ、ジャガイモ、トウモロコシを栽培していた農家で育ったダン氏は、幼い頃から農業に魅力を感じていたといいます。

「常に技術や農業のプロセスの改良に興味を引かれてきました。まだ父親の農業を手伝っていた子どもの頃から、より効率の良い収穫機の開発をしていました」

ヘンプに惹かれて

数十年前にヘンプの存在を知った瞬間から、ダン氏はその魅力に取りつかれ、主にヘンプ繊維の加工を行うDun Agroを創業しました。そこから同社はそのルーツを超えて発展を遂げました。

2013年、ダン氏はCBDと、葉および花を刈り取る高度な収穫機への需要が高まっていることに気づきました。「この革新により、茎と先端の部分を同時に収穫できるようになります。これにより、同じ作物からのCBDのバリューストリームを高めることができます」昨年Dun Agroは、CBD製品のさらなる処理のための研究所を設立しました。

一つの作物から複数の収穫物を得る

「この作物の可能性とバリューストリームの増加は、私にとって大きな挑戦でした。このことで、イノベーションと新たな機械の開発という機会を得ることができました」ダン氏はそう語ります。

Dun Agroは年間1,100ヘクタール分のヘンプを栽培しており、異なる農家が持ち回りで管理を行っています。収穫後は、同社の処理工場が繊維と破片を選り分けています。

このプレハブハウスの完成セレモニーには政府や建築業界の関係者が出席し、メディアも取材に訪れました。一般向けの見学ツアーは12月1日から行われています。

HEMPTODAY 2018年11月29日)

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AUTHORこの記事をかいた人

日本臨床カンナビノイド学会員。北海道ヘンプ協会(HIHA) 法人会員。

美容クリニックで専門医監修の下、CBDオイルを利用したアトピー性皮膚炎の治療を開始。1年間の観察結果からアレルギー数値と、症状の改善がきっかけで大麻の可能性を一人でも多くの方々に知ってもらいたいと思い立ち、編集局員として参加。

「HEMP TODAY JAPAN」を通じて、「世界の大麻産業」の真実を知ってもらう必要があると考えております。

そして、大麻へのマイナスイメージを払拭がされ、医療分野、産業分野問わず、大麻由来製品を誰でも簡単に低コストで利用できる環境を望んでいます。

2017年6月~青山エルクリニックモニター参加。
2018年5月「Hemp Food, Health & Beauty Summit」(HTセンター/ポーランド)。
2018年8月「中国 黒龍江省ヘンプ産業視察ツアー2018」参加。

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