米国ケンタッキー州のヘンプ食品会社ビクトリー・ヘンプ・フーズが、キャノーラ油やひまわり油の精製所であったバーモント州の工場を買い取り、米国北東部に事業を拡大しようとしています。
ビクトリー・ヘンプ創立者チャド・ローゼン氏は、設備増設によりヘンプシード油オイル生産量を月産8000ガロンにまで拡張すると、SevenSaysVt.comに語りました。抽出後の副産物として5万ポンドのヘンププロテイン・パウダーが生産され、他の製品に活用されます。ビクトリー社はケンタッキー州に、クローガーやホールフーズマーケットといった大手小売業者の販売経路を持っています。そして今年、バーモント州へでの販売経路を確立させたいとローゼン氏は述べました。
ケンタッキー州キャンベルズバーグを拠点とするビクトリー社は、昨年廃業したフル・サン・カンパニーから精製工場を買い取りました。その後、様々な食肉製品を扱う生産業者バーモント・スモーク&キュアの設立者であり元CEOのクリス・ベイリー氏を、同社最高執行責任者(COO)として迎え入れています。
ビクトリー社は、バーモント州のヘンプ農家と契約を検討しており、ニューヨーク州やメイン州の生産者からの原料調達も計画しているとローゼン氏は述べました。
(HEMPTODAY 2018年4月15日)
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