IntelGenx Corp.(TSX-V:IGX)(OTCQB:IGXT)は、Heritage Cannabis Holdings Corp(CSE:CANN)にむけて、75,000枚のCBDフィルムストリップの出荷を完了したと発表しました。
同社のCBDフィルムストリップは、カナダGPP(Good Production Practice)の下、IntelGenx社の施設で製造され、大麻法に準拠する大麻製品としてカナダ保健省に、またオーストラリア保健省の治療製品局にも大麻法に準拠する販売用医療大麻製品として登録されました。
このカンナビノイド・フィルムはカナダの大手大麻企業 Tilray 社とのパートナーシップによって海外市場へと輸出される予定です。
Versa Filmとは?
同社の開発したVersa Filmとは、カプセルや錠剤などの従来の方法に代わる投薬方法です。
同社によると、この有効成分を染み込ませた薄型のフィルムによる摂取方法は、
- 副作用を減らす
- 生体利用率をあげる
- 効果を高める
- 従来の方法に比べて効き出しが早い
- 利便性が高い
- 高齢者や幼児など、咀嚼や嚥下が困難な患者にとって、特に有効
- 水が要らない
という利点があり、同社はこの方法がヴェイプなどの喫煙摂取をリプレイスすると考えているといいます。
IntelGenxのCEOであるHorst G. Zerbe博士は、「弊社モントリオール施設からの、VersaFilm®テクノロジーに基づく経口薄膜製品の初回出荷は、当社にとっての、もう1つの重要なマイルストーンの達成を示しています。私たちは、『医療大麻の消費者が革新的で高品質な経口薄膜製品を利用できるようにする』という私たちのコミットメントを共有する、Heritage Cannabis社との強力なパートナーシップを継続的に構築することを楽しみにしています。」と、コメントしています。
Heritage Cannabisの医療部門のプレジデントである Umar Syed氏は「経口カンナビノイド市場の将来は、優れた吸収性と製品性能を提供できるVersaFilm®などの革新的な技術に基づく製品によって支配されると信じています。」と述べ、同社の開発する薄型フィルムによるカンナビノイド投与が、従来のティンクチャーの経口摂取やカプセルなどの方法に比較して優れている事をアピールしました。