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医療大麻解禁後の【韓国】 専門医師の少なさと教育が課題

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カンナビノイド専門医:ヨンヒュン・クウォン氏

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専門家の予想を下回った需要

韓国で新たに始まった医療大麻プログラムの最初の数カ月間で、カンナビノイドをベースにした医薬品の輸入認証は、300件をわずかに超える程度で止まりました。

この数量は、需要がはるかに高まると期待していた現地の専門家の予想を下回りました。

医療用大麻の処方はほぼ全て、純粋なCBDオイルに対するものでした。

食品医薬品安全性省(MFDS)は、「719日までに、カンナビジオール経口溶液(CBDオイル)に対して、ちょうど300件の処方が承認され、唯一の他の承認は、活性成分としてTHCおよびCBDの両方を有するSativexに対するものである」と語りました。

医師教育が課題!?当初は300件以上の見込み

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画像:引用元

英国を拠点とするGWファーマ社GWPH)は、韓国市場向けにCBDソリューションとSativexの両方を製造しており、ドイツの製薬大手バイエルが、Sativexの韓国での販売代理店です。

韓国で初めてカンナビノイドを専門とする医師となったヨンヒュン・クウォン氏は、当初は300件以上の承認を見込んでいたと述べました。

韓国大麻協会の会長である彼は、「医師の教育が充実すれば、処方箋が増え、輸入も増えるでしょう」と語りました。

昨年11月、韓国は麻薬取締法の改正を承認し、大麻由来薬品の輸入を許可し、

この法律は3月に施行されました。

MFDS(食品医薬品安全性省)の広報担当者は、すでに輸入が承認されている4種類の大麻由来薬品以外も認めることを検討すると述べました。

また、承認件数は着実に増加する見通しであり、政府当局はより大きな需要を処理する準備ができていると述べました。

制限の厳しさが市場を狭くしている

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これら全ての大麻由来薬品の輸入は、特定の医薬品への患者のアクセスを容易にするために設立された政府機関である韓国希少疾病用医薬品センターを通じて促進されています。

これまでのところ保険当局は、エピディオレックス、マリノール、セサメット、およびサティベックスを、てんかんおよび多発性硬化症などの状態を治療するために、

利用可能な代替薬がない場合に承認しています。

「認証条件を満たす規定の症状」および「カンナビノイドのみが最後の手段として処方される必要性」の二つの縛りは、現在の市場を厳しく制限しています。

なぜなら、資格を有する患者を少数の医師が診察しており、そしてこれらの医師のほとんどは、

大麻の潜在的な効能について知識がないため処方に至らないのです。

折角、制度改革まで行って実現した医療大麻の導入なのですから、キチンと必要とする患者さんたちの手に届けるべく、医師の教育を進めていく必要があるでしょう。日本では、日本臨床カンナビノイド学会という機関が、カンナビノイドの医療導入に関して情報を提供し、医師の教育や啓蒙に取り組んでいます。

引用元:https://mjbizdaily.com/south-korean-medical-cannabinoid-imports-surpass-300-units-since-law-passed/?fbclid=IwAR26w7Qw3MQFTAiTYRmV1Ejpdhk7HN4U6OZFhqGbti8Kwl4idAvo13I-JpQ

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AUTHORこの記事をかいた人

Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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