先日、全米大手のWalgreensやCVSがCBD製品を取り扱うという発表をお伝えしたばかりですが、全米第3の薬局チェーンであるRite Aideも、ヘンプ由来のCBDの需要高騰に応じて大手小売業者が売り上げをのばしている傾向を受け、今月から2つの州でCBD製品を取り扱う計画を発表しました。
CNBCによると今月、Rite Aideは、オレゴン州とワシントン州全域の200以上の店舗でクリーム、ローション、リップクリームなどの販売を開始します。
ペンシルベニア州キャンプヒルに本拠を置く同社は、19州に2400以上の店舗を展開しています。
同社の広報担当者は電子メールで、「当社は、多くの顧客からCBD製品の購入に関心を示していると聞いており、結果として、ライト・エイドは今月、オレゴン州とワシントン州の200以上の店舗でCBDヘンプオイル製品の販売を開始します」と述べ、「今後、CBDクリーム、ローション、リップクリームなどの試験販売を開始し、地域社会のお客様のニーズや嗜好に応えていきます」と語りました。
ライト・エイドは、同社が取り扱う予定のブランド名を公表していません。
先月全米最大手の薬局CVSは、マサチューセッツ州に本拠を置く垂直統合型ヘンプ企業であるCuraLeafと契約を締結し、共同で8州にまたがる800店舗で自社製品を販売することで、CBD製品メーカーが、その製品流通をメインストリームとする機会があることを示しました。
その後、間もなくウォルグリーンズは、9州1500店でCBDを配合したクリーム、スプレー、経皮パッチを販売する方針を明らかにしました。
現在、皆さん御存知の老舗であるSephora、Ulta Beauty、Neiman Marcus、やBarneys、そしてDSWまでもがヘンプ由来製品を販売しています。
このように需要が市場を牽引しながら変化が進む一方、米国食品医薬品局(FDA)は引き続き、食品、化粧品、栄養補助食品にCBDを配合することは違法であるとの立場をとっています。さらに今月、連邦当局はCBDメーカーに対し、警告を送りました。このように、アメリカでは消費者の需要に応じて企業が供給の体制を整えている一方、それを管轄する制度が追いついていない状況です。
FDAは先週、5月31日にCBDおよび他の大麻抽出物に関する「科学的データおよび情報」を収集するために、公聴会を実施すると発表しています。
引用元:https://hempindustrydaily.com/rite-aid-cbd-topicals-oregon-washington/