カナダのヘンプ食品製造業のマニトバハーベスト社が、トロントに拠点を置くカーボンゼロ社のコンサルティングの結果、ゼロカーボンフットプリント(炭素排出量ゼロ)として間も無く承認される見通しである事を明らかにしました。カーボンゼロ社は、企業が環境負荷を下げる事を手助けするコンサルタント会社です。
マニトバハーベスト社の創造部門の副主任ライアン・ブラッケン氏は、この進捗は、同社の「トリプルボトムライン」という、利益と人と地球を重視するアプローチを反映していると述べました。カーボンゼロ社のリリースの中で、ブラッケン氏は「我々は、我々の働きかける自然環境や地域社会に熱意と関心を持っています。」と述べています。このコンサルタント会社は、カナダスタンダードアソシエーション・クリーン・プロジェクトに正式に認知された企業です。
風力オフセットへの投資
マニトバハーベスト社は、年間650トンのCO2排出量を削減するための大きな一歩として、風力カーボンオフセットクレジットに投資しました。同社は、投資は主に、マニトバに拠点を置く風力発電所のスポンサーシップに行うと述べています。
マニトバ・ヘンプは他にも、ゼロカーボンフットプリントの道のりを進む上で、ナイアガラ崖線での植林プロジェクトもスポンサーをしています。ナイアガラ崖線は、ユネスコの世界生物保護区に指定され、北米で最も古い森林生態系と樹林があります。また、ガソリン使用量を20パーセント削減し、パレットの形状を把握することで、輸送能力をトラック1台あたり24パレットから30パレットへ増加させました。
マニトバハーベストと、その子会社であるヘンプオイル・カナダ社は今年、米国食品医薬品局 (FDA) から一般に認められている安全基準(GRAS)の承認を申請しました。
同社の製品は、22カ国、アメリカ合衆国とカナダ中の1万3千の小売店で販売されています。
(HEMP TODAY 2018年4月25日)
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