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緊急開催!今注目の【大藪裁判】徹底解説

大麻は不況に強いか?

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Yosuke Koga
コロナウィルスによる経済への打撃が徐々に顕在化してきました。

 

そして、どうやら相当なダメージになる事を想定しておかねばならないようです。

 

では、これまで右肩上がりに成長してきた大麻産業はどうなのでしょうか?

 

 

コロナウイルスは世界経済に深刻なダメージを与えており、一部の経済ウォッチャーは、既に米国は不況にあると主張しています。

 

 

こうした中、大麻企業は深刻な景気後退に耐えられるでしょうか?

 

 

専門家たちは、リーマンショック当時の酒類販売量の推移をバロメーターとして、今後の大麻産業を楽観的に捉えているようです。

 

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業界の専門家は、大麻の大部分の消費者は、医薬品からトイレットペーパー、そして恐らく最も消費動態が大麻に近いと思われるアルコールなど、他の必需品と同じくらい大麻を必要と捉えていると述べています。

 

 

以下のグラフは、200712月から20096月にかけての大不況の間も、アルコールの卸販売量が比較的好調に推移したことを示しています。

 

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そして長期的には、その売上高は増加しました。

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大麻とアルコールの関係

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カリフォルニア州サクラメントの元大麻規制当局者であり、現在は同地に拠点を置くイカニック・ファーム社のジョー・デブリン副社長は、消費者にとって大麻が「酒類やタバコと同じカテゴリーの嗜好品」として定着した事によって、大麻産業は比較的不況に強いと考えていると述べました。

 

 

その理由は、消費者が「買い控え」する可能性が低いからです。

 

 

信頼性の高い調査会社であるニュー・フロンティア・データなどの複数の大麻企業で働いてきたエコノミストであるボー・ホイットニー氏は、「アルコール、タバコ、大麻など、これらのビジネスの多くは、他の従来のビジネスと比較して、不景気の時期によく持ちこたえます」と述べました。

 

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ホイットニー氏は、消費者の人口統計調査に基づいて、ほとんどの大麻ユーザーは1か月間の購入に対し慎重に予算を組んでいるため、スターバックスのコーヒーよりも大麻への支出を減らす可能性は低いと述べています。

 

 

「大麻消費者は、その為の予算を準備します。そして、彼らはコーヒーの購入や映画に行くなど、他のものへの支払いを控えめにしても、一貫して大麻に一定の予算を費やすでしょう」とホイットニー氏は言います。

 

過去を振り返って未来を予見する

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確かにアルコール業界を参考に考えれば、これまでに COVID-19 によってもたらされた経済的影響の矢面に立たされてきた航空会社、レストラン、エンターテインメント、レジャー、その他のセクターなどの他の主流業界よりも、大麻産業は比較的持ちこたえると言えるでしょう。

 

 

 

しかし、大不況の間にアルコールに起こった事と同様に、消費者の購買習慣は、より安い大麻製品支持へと変わる可能性もあります。

 

 

2009年の景気後退の終盤に行われたニールセンの消費者調査では、人々のアルコール消費量は減らなかったものの、より安価なビールやワイン、スピリッツなどを選択していたことを示しました。

 

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当時ニールセンはニュースリリースで「(収入が減り、家計に対する)アルコール飲料の占める割合が増えると、アルコール消費者はより安価な製品に傾く傾向があるようです。約半数はアルコール飲料の買い方を変えていないと報告していますが、残りの50%は積極的にコスパの高いものを探しています。すべてのアルコール飲料において最も一般的な購買戦略は、販売価格の比較やセール待ち、その他の特別セールの利用などがあります。」と述べています。

 

 

言い換えれば、厳しい時代には、消費者が飲酒や喫煙をやめるわけではありません。どちらかといえば、そうした習慣はストレスによって増長します。

 

 

アリゾナのCannaBoss Advisersのサラ・ガリクソンCEOは、「不況時にアルコールとタバコの販売はどうなりますか?急拡大するでしょう。なぜなら、人々はストレスに晒されるからです。」と述べました。

 

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同氏は、完全に「景気後退に耐えられる」業界はないものの、大麻は他の多くの業界よりも景気後退を乗り切る上で遥かに有利であると主張します。

 

 

これは、2006年に開業し、リーマンショックを乗り切ったカリフォルニア州ハーバーサイドを拠点とするオークランドの共同創設者であるアンドリュー・デアンジェロ氏も同意します。

 

 

「不況があるときはいつでも、戦争があるときはいつでも、自然災害があるときも、人々は大麻を必要とし、望んでいます。ハーバーサイドでは、前回の大不況からの目立った影響は見られませんでした。人口の一定の割合の人々にとっては、大麻は食品やトイレットペーパーと同じくらい重要なのです。」

 

デアンジェロ氏によると、大不況の間も、ハーバーサイドは以前と同じように順調に営業を続けたといいます。

量は少なくても購入する

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しかし、不況が米国経済に大打撃を与えた場合、消費者は購買習慣を変える可能性が高い事には、前出のホイットニー氏らも同意します。

 

「消費者は消費単価を下げるために高級ウォッカを購入する代わりに、スミノフなどを購入するかもしれません」とホイットニー氏は述べ、プレミアム・アルコール飲料とプレミアム・マリファナを対比させました。「それは彼らが一番の高級品からミドルレンジの製品に移行するという事かもしれません。しかし彼らはまだ支出する意思があるのです。」

 

ガリクソン氏はまた、それに備えて計画もしています。

 

彼女は、不景気が発生した場合、大麻政策が十分に開発されていない州では、地域経済を刺激する方法として行政が大麻導入に目を向ける可能性について「100%同意する」といいます。

 

 

大麻プログラムを実施している州に隣接する他の州は、どこの大麻市場もが繁栄し、税収が流れ込むのを目撃する事になると彼女は付け加えました。

労働力不足、店舗の閉鎖、違法な市場が問題になる可能性

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カリフォルニア州では、州税および地方税が合法大麻製品の価格を押し上げているため、特に深刻な景気後退が発生した場合、価格志向の消費者にとっての選択肢の1つは依然としてブラック・マーケットです。

 

 

イカニック・ファームのデブリン氏は、「カリフォルニアのような場所では、(規制市場より)3050%安い違法大麻を見つけることはそれほど難しくありません。合法大麻市場は、ブラック・マーケットと競争しなければならない場合、どのように不況に耐えられるでしょうか?」と疑問を投げかけました。

 

 

もちろん、今後COVID-19のパンデミックにより大麻事業も閉鎖された場合、マリファナ業界にとって、これまでの全ての賭けは無になります。これも非常に現実的な話です。

 

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コロラド州をはじめ複数の店舗はすでに自主的に休業しており、こうした市の多くの地域では、大麻の宅配はまだ選択肢にはありません。

 

 

ホイットニー氏はまた、業界が労働力不足の影響を受ける可能性があると警告し、コロナウイルスが急速に拡大しているワシントン州ですでにそれが見られると言います。 店長から接客係まで多くの従業員は、学校の閉鎖の影響で、子供たちの世話のために家にいることを余儀なくされ、仕事を中止しなければなりませんでした。

 

 

「需要の不足よりも労働力不足が業界に影響を及ぼし始めている」とホイットニー氏は言います。

 

つまり、世界経済がコロナウイルスによってどれほど深刻に混乱するかに応じて、今年の大麻業界はさらに試練を受ける可能性もあるということです。

 

 

Yosuke Koga
文中にもありますが、今後未曾有の不景気が社会を襲う時に、堅調な売り上げと、そこから得られる税収を保持する事ができる市場の存在は、社会にとって非常に重要になるでしょう。

 

そして、大麻にはその可能性があり、しかも市民の健康や精神衛生の維持に資するという意味でも、依存症の危険が大きいアルコールなどよりも社会的に必要なコモディティと言えるでしょう。

 

先日、ステイホームが始まって以来、大麻の売り上げが伸びているというニュースをお伝えしましたが、それは本日お伝えしたニュースの内容を現実が証明している何よりの証拠と言えるでしょう。

 

 

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Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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