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ヘンプウッドのキッチンキャビネットと展望

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ヘンプの茎で作るキッチン家具と建築木材

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ニュー・ブランズウィックに本拠を置くイーストランド・グループ・オブ・カンパニーズは、世界で初めてとなるヘンプウッドを使用したキッチンキャビネットを開発しました。

 

 

同社は50年以上にわたり、キッチンキャビネット、浴室の洗面化粧台、成形品、およびカスタム建築材料の製造販売を行う大手メーカーです。

 

 

今回の製品化に当たりイーストランドは、ケンタッキー州に本拠を置くヘンプの茎から建築用グレードの木材を製造するフィボナッチLLCと提携しました。

 

 

フィボナッチが20197月に開業して以来、両社は、ヘンプウッドを応用した建築材料を開発するために協力してきました。

 

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フィボナッチは社是として「持続可能な生活様式は、もはや贅沢ではない」を掲げ、オーク材よりも20倍強く、100倍も早く成長するヘンプを武器に、アメリカ市場において「2021年までにオーク材と比較して価格競争力をつける」と名言しています。

 

 

イーストランドは、その関連会社であるカナダヘンプウッド社を通じて、フィボナッチとカナダでヘンプウッドをプレスする独占的ライセンス契約を締結しています。

 

 

彼らは、これらの新製品がもたらす機会を得たことに刺激を受けています。

 

 

建築材料として一般的に使用される従来の広葉樹種と比較すると、ヘンプは持続可能性能が高く環境負荷が低い特徴があります。

 

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従来の広葉樹の成長期間は20ですが、ヘンプは90日間のサイクルで成長します。

 

 

さらに、オークよりも20%高密度で、他の樹木の4倍の二酸化炭素を呼吸するため、環境への影響が軽減され、製品全体の品質が向上します。

 

 

 ヘンプウッド・キッチン・キャビネットの世界初のプロトタイプはイーストランドが製造し、先週、2020311日と12日にノバスコシア州ハリファックスで開催された大西洋建築用品販売業者協会(ABSDA)の展示会で発表されました。

 

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イーストランドは、この環境に優しい製品が、市場における建築材料の選択肢を拡大および向上させる可能性に期待しています。

 

 

カナダ/アメリカのパートナーシップが発展するにつれて、さらなるオプションとテクスチャの均一性が引き続き向上していく予定です。

 

 

Yosuke Koga
以前お伝えした、ヘンプ・ウッドを応用した派生製品が発表となりました。

 

こうした環境負荷が低く、品質の高い製品がどんどん開発される事によって既存の木材製品や石油由来製品を駆逐していく未来は、今後ますます加速していく事になるでしょう。

 

 

そして、今ならば先行者利益を享受するチャンスに溢れているのではないでしょうか。

 

 

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Yosuke Kogaのアバター Yosuke Koga HTJ 編集長

1996年カリフォルニアで初の医療大麻が解禁。その5年後に現地へ移住し、医療大麻の家庭栽培、薬局への販売などの現場や、それを巡る法律や行政、そして難病、疾患に対し医療大麻を治療に使う患者さん達を「現場」で数多く見てきた、医療大麻のスペシャリスト。

10年間サンフランシスコに在住後、帰国し、医療機関でCBDオイルの啓蒙、販売に従事し、HTJのアドバイザー兼ライターとして参画。グリーンラッシュを黎明期から見続けてきた生き証人。

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