大麻関連銘柄の株価上昇
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最近トップが交代したキャノピー・グロース(TSE:WEED)(NYSE:CGC) が第3四半期に堅調な収益成長を発表し、これを受けて大麻関連銘柄の株価は先週末に揃って上昇しました。
米国とカナダの主要大麻株を追跡している The North American Marijuana Index は、先週末 3.5%上昇し100.7ポイントをつけました。
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その他の地域では、Horizo ns Marijuana Life Sciences Index ETFは4%伸びて$8.53カナダドル、OTCQX Cannabis Index は3.8%上昇して415.7ポイントになりました。
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今期のキャノピーの売り上げは1億2,400万カナダドルで、前年同期から62%増加し、EBITDA (営業利益+減価償却費)損失は9,200万カナダドルに縮小しました。
ブルームバーグのアナリストは、1億500万ドルの純収益と1億1,000万ドルのEBITDA損失を予想していましたが、今回の発表は推定を上回り、大きな利益を上げつつ、損失を抑えました。
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キャノピーは今回の増益を、2018年10月に大麻が合法化されたときにオンタリオ州で大麻小売店の展開が躓いたために遅れていた140を超える店舗が開店したことによる影響としています。
キャノピーの株式は、トロント市場で14.3%上昇して$29.57カナダドル、ニューヨーク市場で13.8%上昇して$22.21カナダドルと伸びました。
投資家たちはキャノピーの発表に光明を感じたのか、他の主要大麻企業の株式も全面的に買われ、
- HEXO Corp(TSE:HEXO)(NYSE:HEXO)トロントで15.5%、ニューヨークで15.7%
- Tilray Inc(NASDAQ:TLRY)は5.3%増加
- Aphria Inc(TSE:APHA)(NYSE:APHA)はトロントで5.1%、ニューヨークで3.6%
と、軒並み上昇しました。
また、1933 Industries Inc(CSE:TGIF)(OTCMKTS:TGIFF)も、カリフォルニア州での同社の最初の大麻草の収穫が進行中であることを発表後、株価が上昇しました。同社はまた、カリフォルニア州の基準に準拠したフルスペクトラムのカナ・ヘンプブランドの製品を同州の大麻薬局に向けて出荷を始めました。
同社は声明で、同社傘下のAMAとBlondeの両ブランドのカリフォルニア州におけるデビューを、この収穫が実現すると述べました。
この発表によって同社の株価は、カナダで12%上昇して0.19カナダドル、ニューヨークで10%上昇して0.14米ドルとなりました。
ただし今回のキャノピーの増益は、生産規模の調整や人員整理など来季に向けての課題を残したままで、まだ楽観できる状態では無いようです。 デビッド・クライン新社長も、この点は認めており「どこに注力し、どこをやらないのか決断しなければならない。市場のどの分野で勝てるのか、また勝ちたいのか、そして最も収益が上げられるのかを理解する必要がある」と述べています。 ただし、キャノピーは本業の医療・嗜好用大麻生産だけでなく、ニューヨーク州でのヘンプ生産や、Acrege Holdingsの取得による米国市場への参入、First&Freeブランドの立ち上げによるCBD市場への参入、そしてカナダでのエディブル販売開始など、既に広範に次の手を打っており、これらのプロジェクトを慎重に進めていけば、現在の苦しい状況を脱して、真の王者となる事が出来るかもしれません。