米国のアイスティーArizona Teaは、全米どこのお店に行っても必ず置いてある超有名ブランドです。
日本で言えば、爽◯美茶みたいなものを想像してもらったら良いでしょうか。そんな超大手飲料メーカーが、Vapeペン、そして、THCを配合したグミを手始めに、大麻市場に参入すると発表しました。
CBDオイルメーカーDixieと協働
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アリゾナ・ビバレッジは、マリファナを配合した飲料やチョコレート、グミ、局所用クリームなどを製造・販売するDixie Brandsとライセンス契約を締結したと発表しました。
現在6州で事業を展開しているディクシーは、この提携により、アリゾナのブランド名で製品を製造・販売することになり、同時にこの契約は、アリゾナに1,000万ドル(約10億円)まで、ディクシーの株式を購入する権利を与えています。
アリゾナビバレッジのアイスティーは、セブンイレブン、ウォルマート、ウォルグリーンズなど、全米のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで扱われている非常にポピュラーな商品で、今回の契約は、大麻由来製品が主流製品に近づいていることを示しています。
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この契約は、大型消費者企業が大麻市場に参入した最初の例の1つです。
アリゾナビバレッジズのDon Vultaggio会長はプレスリリースで、「大麻市場は重要な新興カテゴリーであり、この時代を象徴するこのようなチャンスに導かれ、そしてそれを捕らえるために、私的事業としての独立性をこれまで維持してきました」と語りました。
「大麻カテゴリーは、アリゾナの美味しさと楽しさを、新しく刺激的な製品にするための理想的な分野なのです」
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他の大手飲料メーカーも手を伸ばす
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他の飲料ブランドも、大麻市場に手を伸ばしています。
2017年、コロナビールの製造元であるコンステレーション・ブランズは、世界最大の公開大麻企業であるキャノピー・グロースに10%近くの出資を発表し、昨年の投資額を40億ドル増加させました。
ハイネケンの傘下でカリフォルニアに本社を置くLagunitas Brewingも、カリフォルニア州の特定の地域での販売用に、大麻を使ったスパークリングウォーターを発売しました。
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しかし、非公開企業であるアリゾナには、むしろこのステップを踏む自由が、他社よりもっと在るかもしれません。
引用元:https://www.cnbc.com/2019/08/07/arizona-tea-maker-enters-the-cannabis-market.html